チビ&ウルフのつぶやき

在りし日のチビの思い出とウルフの日常をつぶやいてます。

今日で五十日

2019-04-19 | チ ビ
仏教で言えば四十九日法要。
神式だと五十日祭で忌明けとなる。
旅立ってからもう五十日たったんだな。。
これを一区切りにしないとな。。

悲しさ、寂しさは常にあるけれど、
それ以上に、
チビと出会えた喜びと幸せが大きい
まして、あのタイミングでの出会い。
本当に神様かご先祖様が遣わしてくれた
我が家にとっての天使と受け止めている。

猫がこんなにも愛情深く優しくて、
甘えん坊で可愛いなんて初めて知った。
そして、きれい好きで賢いのも驚きだった。
猫を飼っている家は臭いとよく聞いていたけれど、
いやいやそんなことはなく、
トイレ掃除さえキチンとしていれば無臭に近かった。
家に来る人が「え?猫ちゃんがいたの?」と驚くほど。
まぁ抜け毛問題はあるあるだけど。。。ね。
今となってはその毛すら愛おしく、
時に涙を誘うチビの大切な一部となっている。

実家では大型犬が常にいて、
番犬も兼ねていたから庭に放し飼いだった。
どんなに仲良く遊んでも、心通わせても、
頭のどこかで動物は外で生活するものと思ってた。
外国じゃあるまいし、
ここは靴を脱ぐ日本だし。。なぁんて。。

歴代のそれぞれ個性的な実家の家族

初めて家の中で一緒に暮らすチビ。
だから、朝起きると顔から始まり全身を拭き上げ、
トイレ後も拭いてきれいにしていた。
というのも、動物病院で「肛門腺しぼり」といって
肛門腺の分泌物を出してあげることは大事と聞いていたから。
確かに菊の御紋の両脇に小さな穴があった。
シャンプーの時もそこを優しく絞るように洗ってた。
匂いの強い子もいるらしいけれど、
幸いチビは短毛で匂いも無いタイプの猫だった。

可愛いから世話をする、それに応えるように
どんどん甘えるから世話するのが楽しくなる。

家と鹿児島の行き来と、心身の疲れや溜まっていくストレスで
重度の自律神経失調症になり寝床から起き上がれない。。
そんな状態の時でも、チビの世話だけは苦も無くやれていた。
まさか、そんな。。
酷い自律神経失調症になってるとは思わないから。。
そこに重なる更年期障害。。
元々病気一つしない元気な体だったし、疲れだけならまだしも、
精神的な疲弊は転げ落ちるに十分なきっかけになっていた。
それでも、頑張らねば!の一心で自分に鞭打つから。。。
本当にその頃の呼吸は浅いし、歯を食いしばるし。。
雲の上を歩くような状態でフラフラだし、
心臓破裂する~と思うほどの動悸だし。。
その結果、鼻からドボドボの流血。
血圧計が振り切るほど。。
メディカルの先生によく生きてたねと呆れられて。。

こんなはずじゃ。。と、思う自分の体の変化と、
このまま頭の血管切れたら昇天できるのに。。
なんて考えるとこまでいってたから。。。
やはり人間、自分の限界を感じたら無理はあかんです

そんな状態を見かねた家族が無理やりジムに連れて行き、
トレーナーと相談して少しずつ元の体に戻さなきゃと。。
トレーナーもあまりの状態に「体力ないだろう。。」
と思って基礎体力のテストをしたら。。。
もう驚いた顔で
「ワッ!ビックリ!基礎体力高いんですけど!」って

これはきっと、鹿児島の坂の上の学校で鍛えられた体力と
あの電停から自宅までを歩き(これも坂)約10年。
鹿児島を離れここに来て、何をするでも歩いて脚力を鍛えて、
無意識に有酸素運動を日々取り入れてたから、
心臓も破裂しなかったし、鼻血で済んだのかも?
そして何より!
朝から夜までいない家族の時間に、
チビという癒しの存在がいたからこそ生きていられたのかも。。
本当にチビの毛並みを撫で、モフモフを吸って、
時々深い呼吸ができていたから。。
動物療法ってあるけれど。。これは体感したから。。
そんな私を生かしてくれたチビが旅立って五十日。。
「死ぬ時は一緒だよ!」って約束したのに(一方的な私の願い)
やはりちゃんと。。
主人との時間を大切に過ごしてからでないと
私は逝かせてもらえない運命なのかもしれないな。。
じゃあ、それまでは姿が見えなくてもチビ応援してね


桜島が真正面に見える丘の上の母校



チビの肉球の匂いが大好きだったよ



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