今回は、なぜ、PTAが「うちどく」推進を始めたか?というお話を
近年、どこの小中学校でも、「朝読書」や「読み聞かせ」の時間がありますよね?
そう、学校としては、子どもたちの読書への意欲を高める活動に、物凄く一生懸命に取り組んでいます。
一方で、せっかく学校で本への興味を持った、読書好きになった子ども達でも、家ではなかなか本を読んでいません。スマホ、ゲーム、テレビ、あるいは習い事等、他にやりたいことがいっぱいありますからね
そこで、やはり、家庭での読書習慣は日常の生活を通して作られるものであり、子どもの最も身近な存在である保護者が、子どもと共に読書の楽しさを分かち合い、読書に親しむような活動をすべきではないかと考えました
また、少子化、核家族化、共働き家庭の増加、個人主義の広まり、電子メディアの普及等で、家族間のコミュニケーション不足が問題となっています。
しかし、「うちどく」をすることにより、家族のふれあいの時間ができ、コミュニケーションが増え、家族の絆も深まり、子ども達がTVやゲーム、携帯端末等に長時間携わっている生活習慣を見直せるのではないかと
ということで、これは家庭と学校で協力していかなければならないことなので、PTAの出番です
平成26年度より、足利市小中学校PTA連合会が旗を振り、市内33校の小中学校とそのPTAが協働で、「うちどく」を進めています。また、足利市教育委員会にもご理解をいただき、同年度末に市教委が作成した「あしかがっこ 学びのすすめ ~学力アップ10ヶ条~」の第8条に「家族みんなで家読(うちどく)タイム」との一文を入れていただきました
こうして、少しずつ、足利での「うちどく推進」がスタートしました。次回は、「うちどく」を広く皆さんに知ってもらうための事業のお話を