「学びのまち足利・『うちどく』プロジェクト」~学力と豊かな心と家族の絆を「うちどく」で育てよう!~

足利うちどく推進委員会と足利市小中学校PTA連合会で推進している「うちどく」(家庭での読書活動)を広めていくブログです。

「第1回うちどくコメントコンクール」(平成26年度)②

2017-09-28 10:45:53 | コメントコンクール
平成26年、秋の読書週間に合わせ開催した「第1回うちどくコメントコンクール」ですが、何せ初めての試みだったので、いったいどれくらい応募があるか?心配でしょうがありませんでした

ふたを開けてみると、応募総数は369
数十点だったら寂しいなぁと思っていたので、初回としては上々の滑り出しで、ご応募いただいた児童生徒、保護者の皆様、ご協力いただいた先生方やPTAの皆様に、ホント感謝感謝です 特に、筑波小さんでは学校を挙げて取り組んでいただき、ほぼ全児童(家庭)から応募いただきました 中心となって動いていただいた図書担当の先生を始め、学校の先生方に心より感謝申しあげます。





多くのご応募をいただいたことも嬉しかったのですが、何よりも応募作品の中身がどれも本当に素晴らしかったのです
例えば、小学生1~3年生の部で最優秀賞に輝いた作品では、「『ともだち』谷川俊太郎(玉川大学出版部)」を読んでの親子の素敵なコメント。

お子さん(小学1年生)「ともだちってすばらしいとおもう本だよ。ともだちっていいね。ともだちがいるとうれしいね。」

お母さん「すてきな本だね!ともだちっていいね!たいせつにしよう。なにかいやな事があったときこの本をよんだらげんきになるね!」

と、まさに言葉と心のキャッチボールがなされていて、我々がこの事業に期待していたことが形となって表れたことが、本当に嬉しかったです 新規に事業を立ち上げる苦労、「0→1」にする大変さを痛感しながらも、しっかりとした手応えも感じることの出来た、上々の滑り出しでした

「第1回うちどくコメントコンクール」(平成26年度)①

2017-09-26 16:06:21 | コメントコンクール
平成26年度より始まった、足利市小中学校PTA連合会(足P連)の「うちどく」推進 ただ、「うちどく」をしましょう、と呼びかけるだけでは、広まらない。何とか、今まで「うちどく」を知らない人達が、「うちどく」を始めるきっかけとなるものはないだろうか?起爆剤となるような事業はないだろうか?

そこで、考え出したのが「うちどくコメントコンクール」です。これは、「うちどく」推進を始める前にご教授いただき大変お世話になった、「うちどく」先進地である三郷市教育委員会さんが毎年行っている「家読(うちどく)ゆうびんコンクール」を真似たものです。「家読(うちどく)ゆうびんコンクール」は、読んで面白かったり、感動した本について、家族に伝えたいことを、文章や絵で表現して、家族あての郵便にして送る、という事業でした

ただ、「日本一の読書のまち」を宣言した読書推進先進地の三郷市さんと違い、我が足利市は、まだ「うちどく」が何たるかをほとんどわからない状態だったので、いきなり、「ゆうびん(ハガキや手紙)」ではハードルが高いだろう。でも、わずか数行の「コメント」(100字程度)ならば、出来るのではないだろうか?


そうして、「第1回うちどくコメントコンクール」を開催するに至りました
子どもは、読んだ本の感想やおすすめポイントをコメントし、家族は、同じ本を読んだ感想、あるいは子どものコメントを読んでの感想をコメントする。子どもが読んだ本を通して、家族でコメントのキャッチボールをする。そう、まさに「うちどく」の目的である、読書を通して家族のコミュニケーションを増やし、絆を深める、ことを体現する事業なのです


平成26年度の第1回は、申込みフォームの裏面の「うちどく通信第2号」には、和泉聡足利市長のインタビューを載せました。子ども時代に読んだおすすめの本の紹介、読書への思い等、さすが元新聞記者さんだと唸らされる、いい記事となりました。和泉市長、その節はありがとうございました。

さて、期待と不安に胸膨らませ、手探りで始めた第1回、どんな応募作品が集まったかは、また次回に

なぜPTAが「うちどく」を?

2017-09-26 15:29:42 | うちどく推進

今回は、なぜ、PTAが「うちどく」推進を始めたか?というお話を

近年、どこの小中学校でも、「朝読書」や「読み聞かせ」の時間がありますよね?
そう、学校としては、子どもたちの読書への意欲を高める活動に、物凄く一生懸命に取り組んでいます。


一方で、せっかく学校で本への興味を持った、読書好きになった子ども達でも、家ではなかなか本を読んでいません。スマホ、ゲーム、テレビ、あるいは習い事等、他にやりたいことがいっぱいありますからね


そこで、やはり、家庭での読書習慣は日常の生活を通して作られるものであり、子どもの最も身近な存在である保護者が、子どもと共に読書の楽しさを分かち合い、読書に親しむような活動をすべきではないかと考えました

また、少子化、核家族化、共働き家庭の増加、個人主義の広まり、電子メディアの普及等で、家族間のコミュニケーション不足が問題となっています。
しかし、「うちどく」をすることにより、家族のふれあいの時間ができ、コミュニケーションが増え、家族の絆も深まり、子ども達がTVやゲーム、携帯端末等に長時間携わっている生活習慣を見直せるのではないかと


ということで、これは家庭と学校で協力していかなければならないことなので、PTAの出番です
平成26年度より、足利市小中学校PTA連合会が旗を振り、市内33校の小中学校とそのPTAが協働で、「うちどく」を進めています。また、足利市教育委員会にもご理解をいただき、同年度末に市教委が作成した「あしかがっこ 学びのすすめ ~学力アップ10ヶ条~」の第8条に「家族みんなで家読(うちどく)タイム」との一文を入れていただきました

こうして、少しずつ、足利での「うちどく推進」がスタートしました。次回は、「うちどく」を広く皆さんに知ってもらうための事業のお話を

「うちどく」を始めよう!

2017-09-26 11:17:01 | うちどく推進


うちどく」って知ってますか?
ズバリ!家庭で読書することです
平成26年度より、足利市小中学校PTA連合会(足P連)では、親子のコミュニケーションと子どもたちの学力アップおよび豊かな心をはぐくむため「うちどく」の推進に取り組んでいます。
そして、今年度より足P連から独立した「足利うちどく推進委員会」がその意志を引き継ぎ、このブログを通して「うちどく」をどんどん広めていく予定ですので、どうぞよろしくお願いします

でも、「うちどく」ってどうやるの?
特に難しい決まりはありません。

例えば、小さいお子さんには読み聞かせをしてあげたり、


家族で同じ本を読んだり、


時間(うちどくタイム)を決めて家族みんなで読書したり、読んだ本の感想を話し合ったり、おすすめの本を言い合ったり、何でもかまいません。

読書を通して、家族がコミュニケーションを取り合い、家族の絆を深めていくことが、「うちどく」の目的の一つです
ぜひ、それぞれのご家庭に合った「うちどく」を始めてみましょう