「超速硬化ウレタン防水工法が次世代の主流か？」と防水業界３０年の先輩の曰く

Ｎ：本当に星の数ほどある防水工法がありますけど先輩は業界30年選手として（笑）最終的にこれが一番って太鼓判押す防水工法は何ですか？

Ｆ：うーん　そうですね。既存の材質や下地の状況、改修後の用途にもよるでしょうが、そういうことを加味してもお奨め工法はやはり何と言っても「超速硬化ウレタン防水工法」ですね。

Ｎ：「超速硬化ウレタン防水工法」といえば吹きつけてすぐ硬化してすぐに歩行可能とうヤツですね。

Ｆ：そうです。超速硬化ウレタン防水工法とは超速硬化の性質を持つウレタンゴムを吹きつけて 防水塗膜をつくる工法です。吹付け施工後、３秒で材料が硬化し、施工後３分で歩行が可能になります。そのことにより工期が大幅に短縮出来ます。しかも下地の凸凹に影響を受けない継目のない均一なシームレスな塗膜厚が確保できます。

Ｎ：塗るウレタン塗膜と物性的にはかわらないんですか？

Ｆ：かわらないどころか、それ以上ですね。-40℃～110℃で約600％の伸率の弾性維持し、優れた耐候性と耐オゾン性で耐久性抜群です。





Ｎ：約600％の伸率の弾性ということは、かなり柔らかいといことですね。

Ｆ：ええ、ですから防水層以外の用途として「野球場等の衝撃吸収フェンス」にも応用できます。

Ｎ：強度的にはどうなんですか？

Ｆ：皮膜はとても強靭です。スケート靴で歩く床や駐車場でも活躍しています。

Ｎ：とすると、いろんな用途が期待できますね。

Ｆ：そうなんです。例えばプール・プールサイドのコーティングとか野球場等の観覧席防水、ゴルフ場等の池防水とかね。それでも今、一番人気なのは瓦棒・折板屋根の改修ですね。

Ｎ：へぇ勾配屋根にも施工できるんですね。

Ｆ：もちろんです。雨音が大幅に減少したと喜ばれています。また遮熱塗料との相性も抜群ですので冷房費削減を目指した省エネ遮熱と防水を兼ねた屋根改修工事も注目を浴びています。

Ｎ：強力に完全密着しているということは、塗膜防水層が下地の含有水分の蒸気でフクレとかないんでしょうか？

Ｆ：それが意外なんですよ！超速硬化ウレタン防水工法の防水塗膜は水蒸気を透過する防水膜として近年、分かって来ました。防水層自体に通気性があるということは従来の防水改修工事の定番だった脱気シートや脱気筒が不要だということです。

Ｎ：これは本当にビックリですね！まるで紙おむつみたいですね（笑）あと、環境に対しての取り組みはどうなんだとよく聞かれますが、それについて「超速硬化ウレタン防水工法」としてはどうなんでしょうか？

Ｆ：ええ、超速硬化ウレタン防水工法では一般的に無溶剤材料を使用し、VOCもクリアということで環境対応型工法として対応しています。また吹付けオバーレイ（かぶせ）改修工法による既存撤去廃材と使用済み材料の空缶といった発生廃材の大幅削減という観点からも環境に対応しています。

Ｎ：うーんなるほど、いろんな面から検討しても次世代の防水改修工法は超速硬化ウレタン防水工法だと業界３０年の先輩が断言されるのも納得します

Ｆ：またまたー（笑）



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