■日本全国、長期瑕疵担保保証時代に突入
平成11 年6 月23 日に公布された「住宅の品質確保の促進等に関する法律」の中で《瑕疵担保責任の強化》が平成12 年4 月1 日より施行され、同日以降の請負契約と売買契約が締結されるすべての新築住宅を対象にシーリング防水を含む防水工事等に10 年の瑕疵担保期間が義務付けられました。
■防水業界の長期保証ブームの疑問
近年、瑕疵担保責任の強化と建物の長寿命化と時代のニーズにより、防水工事業界では「20年保証」「30年保証」といった従来の10年保証を大幅に超えた長期型防水保証が出現しました。建物の所有者、管理者にとっては一見、願ったり叶ったりの夢の企画です。しかしよく吟味するとアレ?っと首をひねる問題もあります。
まず第一に以前に比べて現在の素材や施工技術が2倍も3倍も品質が向上したでしょうか?工場から現場職人までの一貫した最新の品質管理のもと、せいぜい2から3割程度のアップに留まると思います。(それでも驚くべき進歩ですが)
■絵に描いた餅?便乗商法?何か見落としていない?
また、30年の保証規定記録がキチッと引き継がれるでしょうか?例えば管理者サイドも担当の方はどんどん世代交代します。請負施工者も然りです。期間が長いということは単に縦軸として時間的に長いだけではありません。そのような体制で全て対して長期に臨むわけですから蓄積される情報量的にも膨大になります。すなわち横軸として管理者にとっては他の保証管理項目、請負施工者とっては他の保証物件といった量的な拡大も視野に入れなければなりません。
ひとくちに30年っていいましても、これからもっと多様化する建物のライフサイクルのシーンのなかにおきましては、さらなる大きなイベントに遭遇するかもしれません。増築、改築、建物の用途替え、所有者の変化、地震等の天変等・・・・
■高もん買いの大銭失い
現代的な流れでは「高品質(高価格)な改修を実施して、メンテナンスフリー(ほったらかし)で細かい維持費の発生を防ごう」というのが主流です。それに対して小社は「最小限の費用」で「最大限の効果」をモットーにしております。したがって高価な素材で過剰品質な改修工事を一回実施してあとはホッタラカシにするよりも経済的で普及的な工法で寧ろ小刻みなメンテナンスの実施を推奨します。現代的な風潮から私共の「改修工事に取組む考え方」をみれば「時代に逆行した”安物買いの銭失い”的な発想」に映るでしょう。
■子育てと同じ建物の維持管理
私共は建物の維持管理は子育てに類似していると考えます。高価な衣食住を与え、エスカレート式のイイ学校、イイ会社に入れることが子育てのテーマではありません。子供の成長の道のりの中で微細な岐路での、子供の目線に合わせた適切なアドバイスこそが本物の子育てだと信じています。建物の維持管理も然りです。あらゆるシーンで建物は管理者にメッセージを発信しています。時には悲鳴を上げています。例えば「雨漏り」がそうです。その悲鳴をキャッチできずそのままにしておいたら、子供が非行に走るように、どんどん劣化していきます。
■建物が呟くヘルプ信号を察知する
今一度、現状の屋上の防水を考えて見てあげて下さい。アスファルト防水、ゴムシート防水、ウレタン塗膜防水、FRP防水、どれもよくできた防水です。一滴の水も漏らさぬものかとがんばっています。もうちょっと詳しく見てポイントを修繕してあげるだけで、みるみるうちに新築当初の元気な防水に蘇ります。
■防水メンテナンスのコツ
防水層の劣化メカニズムは多種多様、要因がありますが主たる原因はゴミの堆積と紫外線劣化です。
まずはゴミの堆積ですが。屋上に飛来物、塵芥、水苔、藻、鳥糞等が堆積しますと排水機能を低下させます。やがて水溜りができ、土砂が堆積しますとそこに雑草の種子が飛来して繁殖します。雑草の根は防水層の継目や弱いところに向かって奥深く推進します。そして終に防水皮膜を貫通させ漏水します。
次に紫外線劣化について。そもそも防水に用いられる主役の素材、瀝青質系、高分子系問わず紫外線等、太陽光線に強いものが主流ですが、脇役である接着剤やシール材、充填材は主役の防水素材にかないません。
例えば一般普及的な加硫合成ゴムシートはトップコートなしの反物、黒シートだけでも本来、物性的には半永久的な耐久性を誇っております。しかし単独のロール状のシートだけでは防水になりません。シートを現場で切ったり繋いだりしなければ防水層は完成しません。そこで下地に張付ける接着剤やシート相互を張付ける接着剤、さらに防水性を補填するシール材、充填材、下張り材の各種現場施工の副資材が必要となります。これらの副材料の紫外線劣化を抑止する為にトップコート(保護塗料)仕上げを最終工程で実施することが防水仕様の標準工程です。一方、トップコート自体にも寿命がありますので、最良3年毎、最低5年毎のトップコートの塗替えサイクルが発生します。
■ひかり流「子育て風 防水層見守り蘇生システム」
小社では防水層見守り蘇生システム「RE・TOP工法」と題して
1.既存防水層の清掃、洗浄
2.防水層点検と不具合箇所修繕
3.耐久性向上の為のトップコート塗替え
をセットで推進しております。
防水材質、経年数、劣化や汚れの程度等によって価格は変わってきますが、目安は下記の通りです。防水層を高性能な防水材で全面やりかえる方法は完璧な改修方法ですが、小刻みなタイミングで建物を見守り、適切な修繕を必要最小限実施するという手法も選択肢の一つだと思います。
お見積例(税込み価格)
<例1>
屋上100㎡
ルーフバルコニー10㎡x2ヵ所
工事費一式 ¥206.000~¥386.000
㎡とは平面(床面積)だけではなく立上り㎡も
含まれますので、ご注意下さい。
<例2>
ベランダ16㎡x1ヶ所
※この規模以下だと防水全面改修とほぼ同じ費用ですので
反って不経済になり「RE・TOP工法」はお奨めできません
工事費一式 ¥70.800~¥94.800
工事費内訳
1.既存防水層の清掃、洗浄
¥300/㎡あたり
2.防水層点検と不具合箇所修繕
¥300~1800/㎡あたり
3.トップコート塗替(一般的な水性カラー品)
¥700/㎡あたり
4.諸経費
(事前調査費・専門工手配・道工具損料・資材運搬・消耗雑費各種諸掛)
一率 ¥50.000-
くわしいことは
ご住所
お名前
お電話
調査希望日時
「RE・TOP」見積依頼と明記して頂きまして
FAX 072-230-2510
(有)ひかり化成 中村あて にFAXお願いします。
折り返しご連絡申し上げます。
但し、堺市及びその周辺におすまいの方を対象にさせて頂いております。遠方の方は、各社有名な防水メーカーさんの管轄営業所に電話お問い合わせしてみてください。以上の旨をお伝え頂けましたらどのメーカーさんも親切に対応してくれると思います。
トップコートもいろんな色がありますので気分一新、カラーチェンジもおすすめ!
また「歩けるノンスリップトップコート」
とか「省エネ遮熱トップコート」
とか「飛火防止の防火トップコート」
といった+α付加価値トップコートも人気
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平成11 年6 月23 日に公布された「住宅の品質確保の促進等に関する法律」の中で《瑕疵担保責任の強化》が平成12 年4 月1 日より施行され、同日以降の請負契約と売買契約が締結されるすべての新築住宅を対象にシーリング防水を含む防水工事等に10 年の瑕疵担保期間が義務付けられました。
■防水業界の長期保証ブームの疑問
近年、瑕疵担保責任の強化と建物の長寿命化と時代のニーズにより、防水工事業界では「20年保証」「30年保証」といった従来の10年保証を大幅に超えた長期型防水保証が出現しました。建物の所有者、管理者にとっては一見、願ったり叶ったりの夢の企画です。しかしよく吟味するとアレ?っと首をひねる問題もあります。
まず第一に以前に比べて現在の素材や施工技術が2倍も3倍も品質が向上したでしょうか?工場から現場職人までの一貫した最新の品質管理のもと、せいぜい2から3割程度のアップに留まると思います。(それでも驚くべき進歩ですが)
■絵に描いた餅?便乗商法?何か見落としていない?
また、30年の保証規定記録がキチッと引き継がれるでしょうか?例えば管理者サイドも担当の方はどんどん世代交代します。請負施工者も然りです。期間が長いということは単に縦軸として時間的に長いだけではありません。そのような体制で全て対して長期に臨むわけですから蓄積される情報量的にも膨大になります。すなわち横軸として管理者にとっては他の保証管理項目、請負施工者とっては他の保証物件といった量的な拡大も視野に入れなければなりません。
ひとくちに30年っていいましても、これからもっと多様化する建物のライフサイクルのシーンのなかにおきましては、さらなる大きなイベントに遭遇するかもしれません。増築、改築、建物の用途替え、所有者の変化、地震等の天変等・・・・
■高もん買いの大銭失い
現代的な流れでは「高品質(高価格)な改修を実施して、メンテナンスフリー(ほったらかし)で細かい維持費の発生を防ごう」というのが主流です。それに対して小社は「最小限の費用」で「最大限の効果」をモットーにしております。したがって高価な素材で過剰品質な改修工事を一回実施してあとはホッタラカシにするよりも経済的で普及的な工法で寧ろ小刻みなメンテナンスの実施を推奨します。現代的な風潮から私共の「改修工事に取組む考え方」をみれば「時代に逆行した”安物買いの銭失い”的な発想」に映るでしょう。
■子育てと同じ建物の維持管理
私共は建物の維持管理は子育てに類似していると考えます。高価な衣食住を与え、エスカレート式のイイ学校、イイ会社に入れることが子育てのテーマではありません。子供の成長の道のりの中で微細な岐路での、子供の目線に合わせた適切なアドバイスこそが本物の子育てだと信じています。建物の維持管理も然りです。あらゆるシーンで建物は管理者にメッセージを発信しています。時には悲鳴を上げています。例えば「雨漏り」がそうです。その悲鳴をキャッチできずそのままにしておいたら、子供が非行に走るように、どんどん劣化していきます。
■建物が呟くヘルプ信号を察知する
今一度、現状の屋上の防水を考えて見てあげて下さい。アスファルト防水、ゴムシート防水、ウレタン塗膜防水、FRP防水、どれもよくできた防水です。一滴の水も漏らさぬものかとがんばっています。もうちょっと詳しく見てポイントを修繕してあげるだけで、みるみるうちに新築当初の元気な防水に蘇ります。
■防水メンテナンスのコツ
防水層の劣化メカニズムは多種多様、要因がありますが主たる原因はゴミの堆積と紫外線劣化です。
まずはゴミの堆積ですが。屋上に飛来物、塵芥、水苔、藻、鳥糞等が堆積しますと排水機能を低下させます。やがて水溜りができ、土砂が堆積しますとそこに雑草の種子が飛来して繁殖します。雑草の根は防水層の継目や弱いところに向かって奥深く推進します。そして終に防水皮膜を貫通させ漏水します。
次に紫外線劣化について。そもそも防水に用いられる主役の素材、瀝青質系、高分子系問わず紫外線等、太陽光線に強いものが主流ですが、脇役である接着剤やシール材、充填材は主役の防水素材にかないません。
例えば一般普及的な加硫合成ゴムシートはトップコートなしの反物、黒シートだけでも本来、物性的には半永久的な耐久性を誇っております。しかし単独のロール状のシートだけでは防水になりません。シートを現場で切ったり繋いだりしなければ防水層は完成しません。そこで下地に張付ける接着剤やシート相互を張付ける接着剤、さらに防水性を補填するシール材、充填材、下張り材の各種現場施工の副資材が必要となります。これらの副材料の紫外線劣化を抑止する為にトップコート(保護塗料)仕上げを最終工程で実施することが防水仕様の標準工程です。一方、トップコート自体にも寿命がありますので、最良3年毎、最低5年毎のトップコートの塗替えサイクルが発生します。
■ひかり流「子育て風 防水層見守り蘇生システム」
小社では防水層見守り蘇生システム「RE・TOP工法」と題して
1.既存防水層の清掃、洗浄
2.防水層点検と不具合箇所修繕
3.耐久性向上の為のトップコート塗替え
をセットで推進しております。
防水材質、経年数、劣化や汚れの程度等によって価格は変わってきますが、目安は下記の通りです。防水層を高性能な防水材で全面やりかえる方法は完璧な改修方法ですが、小刻みなタイミングで建物を見守り、適切な修繕を必要最小限実施するという手法も選択肢の一つだと思います。
お見積例(税込み価格)
<例1>
屋上100㎡
ルーフバルコニー10㎡x2ヵ所
工事費一式 ¥206.000~¥386.000
㎡とは平面(床面積)だけではなく立上り㎡も
含まれますので、ご注意下さい。
<例2>
ベランダ16㎡x1ヶ所
※この規模以下だと防水全面改修とほぼ同じ費用ですので
反って不経済になり「RE・TOP工法」はお奨めできません
工事費一式 ¥70.800~¥94.800
工事費内訳
1.既存防水層の清掃、洗浄
¥300/㎡あたり
2.防水層点検と不具合箇所修繕
¥300~1800/㎡あたり
3.トップコート塗替(一般的な水性カラー品)
¥700/㎡あたり
4.諸経費
(事前調査費・専門工手配・道工具損料・資材運搬・消耗雑費各種諸掛)
一率 ¥50.000-
くわしいことは
ご住所
お名前
お電話
調査希望日時
「RE・TOP」見積依頼と明記して頂きまして
FAX 072-230-2510
(有)ひかり化成 中村あて にFAXお願いします。
折り返しご連絡申し上げます。
但し、堺市及びその周辺におすまいの方を対象にさせて頂いております。遠方の方は、各社有名な防水メーカーさんの管轄営業所に電話お問い合わせしてみてください。以上の旨をお伝え頂けましたらどのメーカーさんも親切に対応してくれると思います。
トップコートもいろんな色がありますので気分一新、カラーチェンジもおすすめ!
また「歩けるノンスリップトップコート」
とか「省エネ遮熱トップコート」
とか「飛火防止の防火トップコート」
といった+α付加価値トップコートも人気
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