太陽熱高反射塗料、いわゆる遮熱塗料とは、太陽光熱の遮蔽に効果がある塗料です。サンコートRSはアクリルエマルション樹脂を主成分とし、遮熱・反射性を有する原料を用いた高日射反射塗料です。
太陽光中のエネルギーは、紫外線、可視光線、赤外線の3つの領域に分かれます。この中で約50%を占める赤外線は、物質に吸収されますと熱エネルギーに変わり、物質は温まります。この赤外線を反射する事によって、建物への熱流量が小さくなり、その結果、建物の省エネルギー化に効果が期待できます。
夏季の屋上は、直射日光により防水層の表面温度が60~70℃近くに達します。屋外からの熱流量を抑えることで建物全体の温度を下げ、それに伴い室内温度の低下、又はエアコン使用量の低減にも効果が期待できます。又、防水シートの紫外線による劣化を防ぎ、防水層の長寿命化も期待出来ます
。
◇製品特長
耐候性の優れたアクリルエマルション樹脂を主成分としています。色調をN7.5として、特殊遮熱原料を用いることで弊社従来標準色のサンコートグレーに対して弊社試験では表面温度で最大12℃、内部温度で最大8℃まで熱を抑えることができました。(メーカー社内測定による)
・柔軟性のある加硫ゴムシートに良く追従します。
・耐水性、耐アルカリ性等の耐化学的性能に優れています。
・水性エマルションのため悪臭や引火の危険がない低公害の仕上げ塗料です。
◇塗装仕様
・ローラーまたは刷毛を用いて2回塗り(0.3㎏/㎡)
・2回目の施工は1回目の塗料が十分乾燥(2時間以上)してから行って下さい。
(天候により乾燥状態が違いますので指触による確認をお勧めします)
・塗装は必ず2回塗りで仕上げて下さい。(一回塗りですとムラの原因になります)
・塗料を使用する前は必ず攪拌を行って下さい。
◇高反射メカニズム
太陽光の中でも熱作用がある可視光線からの近赤外線の波長の反射率を増加させることによって熱エネルギーを減少させ防水層が吸収する熱を下げることが出来ます。
◇日射反射率の測定
クールルーフ事業の測定方法による日射反射率
試験体作成方法
基材:亜鉛メッキ鋼鈑
塗装:スプレーガン2回塗り
(塗布量:0.15kg/㎡×2回)
測定方法
分光反射率の測定:300~2500nm(UV-3100PC/島津製作所製)
標準白色板:硫酸バリウム
計算:JIS R3106付表2に示す重価係数を乗じた加重平均として計算
JIS K5675:2011による日射反射率
クールルーフ事業の測定方法によるデータを使用。
JIS K5602:2008の重価係数を使用し近赤外領域(780~
2500nm)の日射反射率を計算。参考として全日斜反射率も計算
◇遮熱効果の確認
測定ボックスによる温度試験
~測定方法~
・試験体の測定ボックスを直射日光の当る場所に放置し、表面温度とボックス内部温度を測定。
・天井の空いた発泡スチロールの箱に塗装済みEPDMを塗膜を上にして貼り付ける。
・試験体防水シートにサンコートRS2回塗り(塗布量:0.15kg/㎡×2回)
表面温度:放射温度計505/MINOLTA製
内部温度:水銀温度計
◇遮熱効果(測定ボックスによる温度測定)
注意)温度結果は測定時間の天候(曇り具合)により不規則に上下します。この試験結果は、代表値であり、保証値ではありません。各需要家様での確認試験をお願い致します。
◇測定結果
サンコートRS(水性)はサンコート標準色グレー(N5)から遮熱効果のある特殊原料を使用した遮熱N7.5にする事で日射反射率は向上しました。測定ボックスによる温度の測定においても、サンコートRSではサンコート標準色グレーより表面温度と測定ボックス内部の温度上昇が抑えられ、遮熱効果の確認が出来ました。測定ボックス内部の温度はサンコート標準色グレーからサンコートRSに変更することで
最大8℃の低下が確認された為、室内の冷房効率の改善が期待できます。
◇塗料の物性
◇お取扱い上のご注意点
・防水層が良く乾燥してから塗装して下さい。
・塗装時の気温が5℃以下では乾燥前の塗膜が凍結する危険性がありますので施工を避けて下さい。
・目に入った場合は、多量の水で洗い、出来る限り早く医師の診察を受けて下さい。
・保管は必ずフタをして、直射日光の当らない場所に保管して下さい。
・降雨の恐れのある場合は施工を見合わせて下さい。
・塗膜面に汚れが付着しますと反射率は低下します。従いまして、長期に渡り高反射性能を維持するためには、清掃や洗浄などの定期メンテナンスが必要となります。
・不明な点がある場合は必ず弊社までお問い合わせください
。
◇販売または施工◇
郵便番号599-8253
大阪府堺市中区深阪2235-8
有限会社ひかり化成
◇材料費(販売価格)◇
シート防水保護塗料の塗り替え用遮熱塗料
(サンコートRS仕上げ 高日反射率塗料)
ライトグレー16kg/缶(非歩行用)
◇工事費(施工価格)◇
シート防水保護塗料の塗り替え工事
(サンコートRS仕上げ 高日反射率塗料)
※シート防水の劣化部分拾い補修はその劣化程度によって、大きく変動します。
劣化度A:雨漏りはなく、特に損傷、ジョイントのメクレ、ハガレもなくシートに浮き(水ぶくれ、エアー膨れ)もないがトップコートは色あせ又は滅失している状況
A補修:既設防水層の点検、ドレン廻りの清掃、高圧水洗い清掃
劣化度B:雨漏りはなく、シートに浮き(水ぶくれ、エアー膨れ)もないが一部に損傷又はシートのジョイントのメクレ、ハガレがあり端部アルミ金物取合いシーリングが脆弱している。
B補修:既設防水層の点検、ドレン廻りの清掃、高圧水洗い清掃、損傷又はジョイントのメクレ、ハガレの修復、シートジョイント口あき部シーリング、端部アルミ金物取合いシーリング増し打ち
劣化度C:雨漏りはないが、一部にシートに浮き(水ぶくれ、エアー膨れ)や損傷又はシートのジョイントのメクレ、ハガレが数多くあり、端部シーリングが破断、滅失している。
C補修:既設防水層の点検、ドレン廻りの清掃、高圧水洗い清掃、損傷又はジョイントのメクレ、ハガレの修復、シートの全ジョイントシーリング、端部アルミ金物取合いシーリング打替え
劣化度D:一部雨漏りしている。又はシートに浮き(水ぶくれ、エアー膨れ)や損傷又はジョイントのメクレ、ハガレが数多くあり、端部シーリングが破断、滅失している。
D補修:別途見積り
塗替え+A補修 ¥2,900/㎡(税込)
塗替え+B補修 ¥3,800/㎡(税込)
塗替え+C補修 ¥4,600/㎡(税込)
※色はライトグレー1色です
※床面だけではなく立上り面も面積に加算願います
※試算して¥84,000以下の場合は一律¥84,000となります
※堺市内と堺市に接する近隣市町村に限ります。(府下の他市別途見積り)
※防水保証は致しかねます
※準備期間として最低ご発注より2週間後からの着工とさせて下さい
※詳細お見積(現地調査)では詳細な劣化度、劣化原因の調査とその解説(資料付)及び、適切な補修又は改修工法、改修仕様提案書と工事費見積書を作成します。費用は¥30,000 /件(交通費・消費税込)ですが、その調査見積りにより、小社に工事をご発注頂ける場合は全額キャッシュバック(工事費頭金に充当)させて頂きます。
◇工事等のお申込み方法◇
①総面積㎡数
②劣化度A~D
③工事先ご住所
④工事先お名前
⑤工事先お電話
⑥工事又は詳細見積りのご希望日
⑦その他参考コメント
を、ご記入の上、FAX
072-230-2510へ配信願います
追ってご連絡申し上げます
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます