土佐のくじら(幸福うさぎ丸)です。
私は、「日本は悪いことをしたから、空襲や原爆を落とされた。」と言う言葉が大嫌いです。
まるで日本人原罪論ですね。
しかし、よくよく踏みとどまって考えた時に、これまで私が述べて来たように、
日本の先の戦いは、ある意味では、国防戦であったと思っておりますし、
日本の人種差別撤廃理念が原因ならば、神様の理念の体現でもあったとも思います。
神仏が愛であり慈悲の御存在であるならば、人種差別による世界の統治など、望んでいらっしゃるはずはないからです。
日本が当時の国際社会において理解者がおらず、孤立したのも、当時の世界の当たり前の価値観が、
人間として間違っていたからです。
この時代的価値観は、いつかは決着をつけなければいけなかったと思います。
これは有色人種である日本人の繁栄と自由を守る上でも、重要な勇気ある決断だったと私は思います。
ともあれ、「人種差別で国家運営や、国家統治をしてはいけない。」
この、現代では当たり前になっている価値観に、当時の世界で唯一気付いていたのが、戦前の日本人だったのです。
これは今、世界では当たり前の価値観のはずです。
実践できているかどうかは、また別の問題ではありますが・・・。
アメリカなどは民主主義国家の代表とも言われますが、アメリカ国内の人種差別的な施策や対応は、
1970年代までは当たり前のように行っておりました。
これは、キング牧師の活動の事実や、TVドラマ「コールドケース」などを見れば、とてもよくわかります。
現実、日本を占拠したGHQをはじめ、駐屯したアメリカ兵は全員白人ですよね。
と言うことは、これは白人以外は兵役にも就けなかった事実を現しております。
これは当時のアメリカ国家が、国内の黒人種を信じていなかった証拠なのです。
空襲や原爆投下ですが、日本に非があるとすれば、
無差別爆撃を受けるということは、日本周辺の制海権、そして制空権を、完全に失っているということです。
そういった意味での軍事的、国防的な失策は責められる点です。
また、そういった状況に合ってもなお、戦争を止めるという決断ができなかったことも、大きな反省点かと思います。
しかし、米軍が実際に行った、空襲や原爆投下などの、日本の市街地の無差別爆撃は、
禁じられている非戦闘員への虐殺行為であり、明らかな国際法違反です。
これだけは、知っておかなければなりません。
日本が悪い国だから爆撃された・・・のではなく、明らかに、米軍はやってはいけないことをやっているのです。
無数のB29による、じゅうたん爆撃・・・日本人なら、当たり前に浮かぶシーンです。
日本人の戦争のイメージの大部分は、恐らくこういう風景ではないでしょうか?
しかし爆撃機というのは、本来はね、軍事施設を狙う戦闘機なのですよ。
市街地を全て焼き尽くす、破壊しつくすなんていうのは、こんなのは、人間の考える作戦ではないですよ。
それでどれだけ、市民が死にましたか。
戦争と言うものは、戦闘行為でしか死者を出してはいけないのです。
これなどは、当時のアメリカが、日本人を人間扱いしていなかった証拠です。
つまり当時の彼らにとって、人間とは白人のことだったのです。
また広島型原爆と長崎型原爆とでは、ウラン型とプルトニウム型と、その形式が違いますよね。
ということは、これは実験を行ったとしか思えないです。
現在は日本の同盟国であり、これ以上言うのは何かとは思いますけれども、
全くもって、腹立たしいことではあり、日本人としては、煮え湯を飲まされる心境です。
日本人よ、愛する同胞たちよ。
これは、「日本人が悪いことをしたから。」などと、発想してはいけない出来事なのです。
それは、間違った原罪思想です。
アメリカがやった爆撃機による無差別空襲も、原爆投下のいずれも、非戦闘員の虐殺を禁じた、明確な国際法違反です。
私が考えるに、アメリカ軍が行った明確な国際法違反を、真意的に正当化するために、
日本性悪説や、日本軍による南京大虐殺、そしてアジアにおける非人道的な行為などを、創作する必要があったはずです。
アメリカの動機は、「戦争を早く終わらせるため。」ではなかったはずです。
「アメリカ兵士の人命を、少しでも少なくするため。」でもなかったはずです。
空襲をしても、原爆投下をしても、その理念達成には無意味だからです。
なぜなら、制海権・制空権を制覇した時点で、相手は終わっているからです。
それがわからない軍事専門家はおりません。
ソ連の宣戦布告の意向を知り、連合国内でのイニシアチブを取る、すなわち、
アメリカが日本をやっつけるのに、連合国内で一番手柄があったことを示すためだけだったはずです。
時系列的に見れば、それで全てのつじつまが合います。
そして、非戦闘員の虐殺などは、武器弾薬などの物資が、有り余るほど豊富な状況下でなければ不可能です。
また、戦っている相手を、人間ではないと思えなければ不可能です。
そのいずれにも、日本人は相当しません。
それを今まで私は、ブログ記事で証明して来ました。
それが出来るのは、当時の世界では、アメリカやソ連など連合国側の国々のはずです。
全ての日本人の方々に、私は言います。
空襲や原爆投下は、「日本人が悪かったから」ではありません。
これからは、日本人性悪説を聞いたら、こう言い返してください。
「アメリカよ、恥を知れ!」と。
「何が、独裁国家を世界から消し去った・・・。ですか!」
「ソ連や中華人民共和国は、どうするのですか!」
「人としての、恥を知りなさい!」
「その非人間的な軍事判断に対する、神の涙を知りなさい!」と言い返してください。
「では、B29の市街地無差別爆撃が国際法違反というなら、日本の宣戦布告前の真珠湾攻撃も、同様に国際法違反ではないか。」
そうおっしゃる方も、当然いらっしゃるでしょうね。
その件に関しては、後日に私見を述べてみます。
「土佐のくじら」より転送。http://blog.goo.ne.jp/orbakuchan/e/acf2b2e2db9665f5edaab2affb35d278
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