大紀元紙が伝えた今朝のアフガン関係の記事のタイトルが下。
「タリバン、数日中にアフガン首都到達も 米大使館は機密情報廃棄を指示」
「アフガンでタリバン制圧都市拡大、米英は文民退避で軍部隊派遣」
全回タリバンと中共の接近を取り上げたのは何時だったか。。調べてみたデス。
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レイティストポスティングが、まだ2週間とチョイ前で、その時は宮崎正弘氏による、米軍撤退時には、これまで、通訳などの業務をサポートしたアフガン人を伴って、アフガンを離脱する米軍の計画を紹介した記事を取り上げましたた。
つまり予想される、協力者への報復を回避する手段がらです。
その時は、かっての、サイゴン脱出時の阿鼻叫喚のような状況が出現しないものと、その余裕と、米軍の段取りをポジティブに捉えていただけに、今日見た大紀元の記事タイトルには、緊急度と、ヒョットすれば、一緒にアフガン離脱ができない、アフガン人協力者やその家族が出るような気緊迫感が漂います。
タリバン側による残ったアフガン人協力者者や家族への過酷で残酷な報復は容易に想像ができるはずです。
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「タリバン」とは本来は「学生」の意味。
その意味では、70年代の過激派の学生が外国勢力から武器を入手し、内戦的革命運動をしたようなものとも言えます。
その「学生」の主体、中心が「イスラム教神学校」の学生であったと言われています。
つまり、30年前の頃、アフガンでの知的エリートは学生で、しかもそれが、神学校の学生であったという背景が見えてくるのです。
当然指導した教官は、イスラム教の指導者であり、スワンニ、あるいはスンニ派といわれる宗教的系譜の教官でしょう。
それだけに、宗教的武闘組織を背景にした政治集団が新アフガンの統治者になる光景には、凄まじい、報復の場面が出現るだろうと想像できます。
まして、イスラム教の戒律は、仏教、キリスト教、ユダヤ教などと比べれば、かなり強烈な個性があり、その戒律の厳しさやの厳しさ故の行動の端々には想像を絶する場面があるだろうということは、かってのイスラム国の処刑という名のリンチに繋がる部分があるやも知れないという危惧があるのは確実だろう。
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果たして、この事態に、「国連」はほとんど無力だろうということも想像できます。
国連の無力の口実に「中共ウィルス」を挙げたとしても、所詮、国連は無力なのです。 言い訳にもならないでしょう。。
中国の人権弾圧に対しても、まったく無力でした。
それを踏まえれば、日本の政治家で、自民党から、数多くの野党を渡り歩き、かの人物の自称「国連主義者」とする「国連至上主義」が如何に脆弱な政治理論であるかを改めて、知るべき時でもあると思いますデス。