旗後砲台は清朝時代の要塞ながら、今は殆ど人は訪れない遺跡
ただその場所が限りなく素敵な場所にあることで大好きなスポットです。
アクセスが手段が世界最短の船旅かも知れません。
二輪車(スクータ、自動二輪、チャリ)専用のフェリーという名の渡し船で、就航後僅か5分あまりの航海で到着できるのが、コレまたいい。
それでも、船の長さは、都バスなら3台連結した位の長さで、幅も同じくらいですから、やはりフェリーなんでしょうが。
Hong Kongのスターフェリーと比較すれば、かなり小さい。
閑 話 休 題
主役の旗後砲台は清朝時代に構築された要塞で、旗後山上にあることから、旗後砲台跡ということになっています、砲台までは、200メール位の坂道を上るため、この暑いとき、日中はほとんど人はおりません。
現在は大砲は撤去されていますが、台座の跡が目視できます。
ここに初めて行った時、とっさに連想したのが、大分県竹田市の「岡城」です。
滝廉太郎が「荒城の月」の作曲イメージは、廉太郎の故郷にあった「岡城」と言われています。
ちょうど、岡城が高雄港の入り口の高台に砲台として、台湾海峡を睨んでそびえていたという表現が決まるような風情に感動しました。
それでも、初めて行った時は夏の盛り。
クソ「あつい」さなかでしたので、砲台跡に立つと、台湾海峡が眼下に広がり、潮の香りが鼻に入ります。
風情からいうなら、荒城の月よりも、三橋美智也の「古城」の旋律のほうが、kazanにピッタシだった記憶があります。
夏場は脳ミソが溶けるくらい暑い、熱い高雄ですので、スルーですが、その時期以外であれば気軽にチャリで行く所です。
ちなみに、この砲台が実戦に使われた記録は無いとのことが、能書きに書いてありました。
最後のオススメのポイント・他
1, ツアー客は、まずいません。従って、対岸の高台にある旧英国領事公邸公館が中国人で溢れかえっているのとは対照的です。
2, そんなことで、日本人に遭ったことは一度もありません。
3, フェリー下船後に、水分補給対策とトイレ対策をオススメです。砲台跡から、尾根伝いに徒歩10分位の遊歩道先に灯台があり、日中なら、トイレの利用は可能かも知れません。
4, 下船後は基本的に徒歩で、平地約10分、砲台までは200メートル位の坂道を登ることをインプットして荷物や靴を検討するべきです。