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ブログ katsukazan/活火山★時々の四方山話

8月になれば、中国では共産党長老が集まる北戴河会議がある。前門の虎後門の狼

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中国の8月は暑いのでしょう。 例年8月の初旬には、秘書地である北戴河での、いわゆる北戴河会議に、中国共産党の長老と言われる大幹部のOBが参集して、その会議の合間、前後に随所で懇談という茶話会が行われて後に、おそらく総括のような会議の体裁が慣例になっていることは有名です。

ただの長老OB会が、避暑地で行われるという性格のものではないようです。

言うなれば、習近平すら、彼に青年期~壮年期に至る過程で「あの小童」「青の若造」「あの青二才」とばかり、内野席から睨みを利かせてきた長老が一堂に会して、言わば、コケ落とすことで、生存する長老の権威と既得権を行使しようとする陰険極まりない会議で、最後には、現役の主席が同席するのが慣例ん会議とか。


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どんなリスクがあるでしょうか?
基本は、ベースに「嫁いびり「入り婿いびり」が全開で、表向きは鷹揚で、大人風情を装いながらも、底意地の悪さは全開モードです。

彼らの息子、娘婿の多くは、現在の党中央幹部、あるいは党組織に要職あるの推して知るべしで、大人風情全開でありながら、随所で、任意に行われる茶話会で、党人事の話題が茶話会の主題になるのは恒例らしく、幹部の息子や娘婿からに得ている情報を、擦り合わせるくらいのことは当然と想像できます。

元来、共産党そのものが、閉鎖的組織内のでに権力闘争で生き残ってきたというDNAがあります。

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長老、ご老体にとっては、「『三中全会』閉会式 習近平氏・脳梗塞で緊急搬送」情報は耳に入っているはずです。

こうなると、かっての中央幹部です。毛沢東や鄧小平とよろしくやっていた当時の記憶にスイッチが入れば、ここは乾坤一擲の思いで、倅や娘婿にの為にひと肌脱いで、老い花を咲かせようとばかりに、陰険な茶話会が随所で行われたとすれば、どうなるでしょう。

今回ばかりは展開が容易に見えます。


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主席の入院情報は、北京や主要都市から、米国に亡命した中国人にダイレクトに繋がり、前回、不肖おGGが取り上げた、月間中国の鳴霞情報の内容は、デリートされるどころか、亡命米国人ルートでの情報で、むしろアップデートされている状況です。

今回の異変は、会議閉幕の最後の場面で起きた健康異変で、居合わせた最高幹部の命令で、会議室はすぐに閉鎖され、メディア関係者も含めた、会場内の全員スマホを一旦没収して、メモリ―チェック、さらに報道関係機材に調査をしたくらですから、事態は長老の耳に入っていないはずがありません。

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暇な老人は時間を持て余しているのが普通です。
まさに、習近平氏にとって、今年の北戴河会議は「前門の虎後門の狼」のような存在であるのは確実です。

仮に習近平氏が薬物を投与されて、瞬間的に平常をよすうとしても、老獪な共産党の老人どもの追及の視線は遮断できないと見ます。


「前門の虎後門の狼(ぜんもんのとらこうもんのおおかみ)」の意味は「一つの災いを逃れても、またもう一つの災いが襲ってくること」です。一つの問題を解決したら、他の問題が発生する場面で「まさに前門の虎後門の狼だ」というように使用され、「2つの問題に挟みうちにされる」という意味で使用することも可能とのこと。


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