ビートルズの出現で60年代のポピュラー音楽界は大きく変貌していくのだが、まだその頃は本当に長閑な、のんびりとした、言い方は悪いが能天気な歌がたくさんあった。いま、聴いてみると、自然に顔が綻ぶし、とても幸せな気分になる。若い人たちに60年代は良い時代だったと言うつもりはないが、明るい未来がやってきそうなワクワク感があったことは事実である。
ぽわ~んとした演奏に乗って、軽やかに歌われるクリフ・リチャードのサマー・ホリデイは、暫し暑さを忘れさせてくれるのである。合成画像ってのがはっきりと分かる映像が、何とも言えず郷愁をそそる。
Summer Holiday by Cliff Richard (with lyrics)