「え?小学生から塾に通うの?お受験でもないのに?」
とか、
「土・日にずっと塾?中学生が?かわいそう!」
とか言われることがあるのです。
でも、わたしは、「勉強ができないままにすることがかわいそう。」と思っているので、
「小学生から塾に行かせるなんてかわいそう」って放置した挙句、
手遅れになってから叱ったりする方がむしろかわいそうでしょって反論します。
勉強はわからないから「イヤになる」だけで、
本来好奇心に満ちた子どもにとって、そんなにイヤなことじゃないはずなのです。
漢字の書き取りや、単語の反復練習など、つまらないな、面倒くさいなって思う勉強もあります。
でも、それをやっているうちに、
漢字の書き取りテストで良い点がとれた、とかは一番わかりやすい達成感ですけれど、
電車の中吊りに知ってる漢字が出てきた!とか、
大人の人が書いた文章が読めた!とか、
日常に「達成感」は転がっています。
だから、できるだけ小さいときに、そういう達成感と習慣をつけてあげることで、
学年が進んだ時にも自分から勉強できる子に自然となっていくものです。
それが、長年「わからないこと」が蓄積した状態で、急に
「さあ,あなたももう中学生なんだからお勉強をしなくては!」と言われたら、
逆にイヤになるよなって思うのです。
そして、これは意外に思われる人もいるかもしれないのですが、
「勉強が好き!もっと勉強したい!」って思う子どももいるのです。
ちょっと乱暴な言い方をしますけれど、
自分が勉強嫌いだったからって、すべての子どもが勉強嫌いだなんて思わないで欲しい。
勉強にも「中毒性」があってですね。
ゲームで、アイテムを集めてどんどん高レベルのステージに進んでいくのと同じ感覚で、
一つのことがわかるようになって、難しい問題が解けるようになると、
もっと解きたい、もっとレベルの高い問題にチャレンジしたいという欲求がわいてくるものなのです。
だから、塾は決して「かわいそう」なところじゃないです。
子ども達は、勉強ができるようになりたくて、
もっと自分の可能性を広げたくて、
たくさんのことを知りたくて、
塾に通ってきてくれます。
もちろん、時にはつらいときもあるんでしょう。
でも、くじけそうな時は叱って欲しいとも思っているのだと思います。
がんばっている他の仲間をみて、自分を奮い立たせることもあるのだと思います。
塾ってそういうところなんです。
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