「どの段階の勉強が一番大変なの?」
むずかしい質問ですねえ。
でも、聞いてくれたのが中学1年生なので、
「どこってことはないけど、早いうちに頑張っておいた方があとあと楽になることは確か。」
と答えました。
たとえば、小学校で分数とか小数の計算がわからないままにしておいたり、
割合は苦手~で済ましていたりすると、結局中学校にはいってからも数学が分からなくなってしまうから、
どこかではできるようにしなくてはなりません。
中学では中学で習う新しい事柄がでてきますから、
本来習得すべきことができている子は、新しく習うことだけ身に着ければ良いのですが、
そうでない子は、新しいことに加えて復習もしなくてはならないことになります。
ほかの子よりも頑張らないと追いつけないのです。
英語もしかり。
途中入会してきてくれた子たちは、最初、小テストでぜんぜん受かりません。
独学で「問題を解く」ことはしていても「覚える」作業をしていないことが多いので、
既習のはずの単語がぜんぜん書けないのです。
だから、それを覚えている子にとっては新出の単語と文法を覚えればすむはずのところ、
全部覚えなくてはならない!ということになってしまいます。
それでは時間もかかるし、なかなか合格できませんね。
それでも、今ならまだ遅くない。
時間はかかっても、少しずつ覚えていけば、いつかスラスラ短時間で覚えられるようになります。
要は、ここを乗り越えられるか嫌になっちゃうか・・・ですね。
高校に入ってからも同じです。
高校生になってから、一念発起して「〇〇大学に行きたい!」と思い立ったとします。
中学までの勉強が完璧であれば・・・なかなか完ぺきというのも難しいでしょうが、
まあできていればいるほど、その積み上げは楽になります。
でも、そこからやり直す、となるとこれまた大分頑張らないとけないことになります。
マラソンでいうと、たぶん最初から最後まで一定のペースで走るのが、一番負担もなく楽ということでしょうか。
だから、人によって最初はゆっくり走って後半追い上げる!というタイプの人もいるでしょうし、
最初にぐっとがんばって他を引き離しておいて、後半は流すってのもアリなんでしょう。
ただ、マラソンと違うのはゴールも人によって違うってことでしょうかね(;^ω^)
これは生徒その場では言わなかったのですが、大学はそれこそレベルがピンからキリまでありますし、
最初にがんばって、勉強が楽しくなってしまった人は、ずっと頑張り続けるってこともあるでしょうし、
逆に、一生勉強を避けて通る人生もなくはない・・・ですよね。
でも、せっかく塾に通ってまで学ぼうという気持ちがあるのですから、
君たちは「今」が「頑張るとき」だと思いますよ。
さて、塾は3月から新年度授業が始まります。
気持ちを新たに、頑張りましょう!
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