ひまわり進学ルーム

かけ算のやり方

先日の演習時間のことです。
理科のプリントを丸付けながら、ん?と思うことがありまして。
答えはあっているのですが、隅の方に下のような筆算が書いてあったのです。

  2 0 0 0 0
 ×      4. 5


うまく表示できてますかね?
筆算をするときに、一番右の数字をそろえて書くのが原則ではあるのですが、
”0”があるときは、

  4.5
×   2 0 0 0 0


というように、0を右の方に寄せて、数字だけにした方が省スペース&省エネですよね?
それを指摘すると、その生徒は「そんな方法知らなかった!すごい!!」というのです。
「いやいやいや。小学校で習ってるはずだけど。」
「え?習ってないって。ね、M君!」
「うん。習ってないよ!」
僕も僕も、と一斉に習ってないコール。
かろうじて、小学生のうちからうちの塾に来てくれている生徒だけが、
「知ってる」と言ってくれました。


そんな馬鹿な、と、高校生にも聞いてみたところ、
高校生も「知らない」子が一定数いまして。
「え~~~?今までの人生、ずっといっぱい0書いて暮らしてきたの?
これ、まだ20000くらいだからいいけど、一億とかでも書くの?」
「うん。」

どうやら出身小学校によって違うようでした。
小学生は、専門科目の先生が教えるわけではないので、仕方ないのかもしれませんが、
それにしても、ドリルとかにあったと思うんだけどな~。

そして、このやり方を教えても
「へえ!めっちゃ楽やん!いいこと聞いた!!」
という反応の子もいれば、
「今更そんなの無理。今までの方法でも合ってるんだからいいでしょ?」
と、頑なに0を書き続ける子も。


でも、そういうのって、脳が老化してるっつーか、心が老化してるっつーか・・・。
新しいこと、便利なことはどんどん取り入れようよって思うんだけどなー。

まあ、とにかく、
これは個別で演習をしているからこそわかったことです。
これからも、生徒一人一人の「考え方」「答えへのたどり着き方」を大切に指導していきたいと思います。


※猫が甘える季節になってきました。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「ひまわり進学ルームの日常」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事