「あそぶため うまれてきたのさ ぼくはねこ」
文:石津 ちひろ
絵:山口 マオ
講談社
2022年06月30日初版
1,980円
また、ねこ、かい(笑
五七五?俳句?狂歌なわけないな(笑
「ねこのあいうえお 」とあるから
言葉遊び?
あ・・・かるた 作りたかったんだ!!
マオさんの版画ですよね?絵?なのかな
アジがあっていいです
家出猫の格好(笑
文字もいろんな並びで遊んでいます
紙芝居「にこにこ えがお」
脚本・絵:山本 祐司
童心社
2022年06月07日初版
1,540円
「こちょこちょ」くすぐると
「こちゃばいよー」って返事するの
「こちゃばいよー」って、仙台では、どういう言うの?
「くすぐったいよー」?共通語か?
お地蔵様が身近な存在・・・かな・・・
はい、気まぐれ、とことん村上しい子さんを読んでいこう!と(笑
まっ、区切りながら読んでいけば・・・と
児童書Y・A「こんとんじいちゃんの裏庭」
作:村上 しいこ
小学館
2017年06月26日初版
1,540円
目次が、まず、おもしろい(笑
抜粋し、引用します
1.じゃまをしてはいけません
3.哲学はわかりません
6.はむかってはいけません・・・等
「~してはいけません」が12こも!!
思えば、中学校の時期って、一番制約?
「~してはいけません」が多いかもしれませんね
あらすじ的には
認知症のおじいさんが交通事故にあって
中学3年生の主人公が
大人の都合であいまいにしようとする保険金等の問題について
正面から向き合う
というような感じだったんです
が
読み始めが唐突に
コンビニで、邪魔だからと、店員のおばさんに暴力振るっちゃう!?
そのスピード感というか
「やばい!」感覚というか
引き込む力が凄い強力です
端的な話ことばとか
主人公の感情が手に取るように分かるというか
大人の対応も、そうくるよね~とか
長文苦手な私でも、やめられないとまらない の かっぱえびせん状態(笑
それと、認知症の介護の様子の描写、病院の様子とか
上手い!上手い!!
介護あるある です
本文から引用します
「じいちゃんは、認知症になってから、物と一緒にたくさんの言葉も失った。通じる言葉が、ひとつ、またひとつと減っていく。・・・・」
とか
「命がそこにある。それ以上重要な情報は他にない。
どこまでが人間なんだろう。」
う~~~ん。と、唸る気まぐれ
目次の「3.哲学はわかりません」は、主人公、中学3年の悠斗(ゆうと)君が
認知症で、交通事故に遭った大好きなおじいちゃんの状態をみて
「投薬をても意味がない」ということを言った時の
脳外科医のお医者さんの対応の言葉です
で、続けて以下のようにお話ししてくれます。本文より引用します
「ここは、病院で、私は医師です。どんな状況にあっても、生命の維持に最善を尽くすのが務めです。」
そうなんです、そうなんですけれどもね・・・
介護をしていたとき、気まぐれも言われたような遠い記憶・・・
介護だけではなく、担任、生活指導の先生や
たまたま見てしまうTVでの教育評論家(笑
「大人の都合」としか捉えられないよ・・・とか
というか
現実、本当に、こういう先生って、いそうで(笑
こんとん=混沌 じいちゃんが
生霊(笑 で裏庭に現れての、まともなときとそうでないときとのやりとりが
お笑いかと思うと、なるほどーとか
あ・・・こんとんって、もしかして
混沌としている世の中?社会?のこととかけているのかな?
でも、悠斗くんは、いい友達に恵まれてるし、いい出逢いにも通じるし
大人の見方、自分の視野というか、考え方、捉え方等の変化も分かるし
その気づきを読者にも気づかせてくれるし・・・
最後は、もやもやなしで読後爽やかです
深刻なんだけど、笑いもあり、深堀りできそうでもあり
いきなり涼しくなった、秋の夜長におすすめ~♪です