「平和」をテーマに
聞いたブックトークで
「う～～～ん」と気まぐれがうならせられた絵本、児童書は
数々あります
が
今年初版の絵本は、またちょっと違う視点で
「ほ～っ」と、ちょっと、なんというか
「希望」につながるようなところがあるといいますか
その「希望」に、救われるのかもしれません
こちら、「音楽」のコーナーにありました
芸術の秋からの「音楽」
さほど、気にせず借りてきたのですが・・・
「パンフルートになった木」
文： 巣山 ひろみ
絵： こがしわ かおり
少年写真新聞社
2020/8初版
1,400円＋税
今夏、被曝ピアノが話題になりましたが
この作品は「被曝樹」から
「パンフルート」という楽器の実際にあったおはなしです
その楽器は、今でも小学生が演奏しているという！！
「パンフルート」という楽器
「カイヅカイブキ」という木の名前
疎開から帰ってくるときに、校歌を歌いながら帰ってきたこと等
調べて出来上がった作品だそうです
「広島の木のねがい」として
おはなしの最後のページに
作者からメッセージがあり
「子ども達による被曝樹木のパンフルートの演奏は
世界に向けて平和のメッセージを発信続けています」
とのこと
その音色、実際に聴きたくなります
こちらは、あまんさんの新作？
こけし！？
でも、このこけしの左目、変だね・・・
「あるひ あるとき」
作：あまん きみこ
絵：ささめや ゆき
のら書店
2020年06月30日初版
1,500円＋税
ハッコちゃんというこのこけしの
泣いているような目は
一緒に遊び過ぎて汚してしまったからのようです
気まぐれ的には、こけしは飾り物という感覚ですが
昔は、子どもの玩具でしょうからね
中国の大連でのおはなし
あまんさんの小さい頃のことなのでしょうか・・・
ハッコちゃんとは、悲しく、辛い別れになります
でも、最後は、現実に戻っての
未来に向かってこれから大きくなるユリちゃんの寝顔・・・
そして
見開きで、いろいろなこけしの場面
メンコ メンコト ナデラレテ コケシハ マルクナッタノサ
とあります
ん？
これは・・・
おてんとさんの
天江富弥さんの言葉？詩？
あまんさんが、「天江さんは、こけしの蒐集家でもありました」と記載しております
