秘密基地

活動日記 その9&私のおすすめ~♪

23美紀さん「これ、よかったぁ
小川未明だったのね
でも、知らない話だし
素敵な絵なんだけども暗いし

でも、なんというか母親の愛情というか
情の深さというか
なんともいえないよね
こういうおはなしって、なかなかないよね」

気まぐれ「そうなんです
どう考えても
子どもが手に取りそうもない表紙の絵でしょ・・・
でも、読んでほしい内容ですよね!?」

そうそう、この絵本とか
「永澤さんは、暗い絵本とか好きだよね」って
言われたけど^_^;

「日本のアンデルセン」「日本児童文学の父」と呼ばれる
小川未明氏の作品
気まぐれは、文庫で読んでいるので
絵本とはなかなか結びつかず
こんな絵本あったんだ・・・
と、手に取った次第です

題名からして
ちょっと、引いてしまうかも(^^ゞ
絵もちょっと暗めですから
子どもは、好まないような気がしますが
是非、親子で読んでいただきたい

貧しい時代
障害者をいたわることなく
差別扱いが残る時代背景
想像を巡らしてください

それでも、牛女は、ひとりの子の母親
愛情深く育てています
死んでもその愛情は消えず

残された子どもと
村人の気持ちが、人間のありようを
うまく表しています

りんご作りになるので
なんとなく、東北地方をイメージしてしまうからでしょうか
自然の変化
言い伝えみたいな雰囲気
昔話のようにも思えてきます

母の愛情は、不変であってほしい
その愛に包まれて、こどもは幸せであってほしい
と、強く思うのでした

こういう絵本は
小学校中高学年、中学生にもいかがでしょう?

『牛女』

小川 未明 作
とだ こうしろう 絵
戸田デザイン研究室
1,680円
1988年初版

    
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