先日、笑福亭笑瓶さんが亡くなられましたこと、お悔やみ申し上げます。
大動脈乖離だとニュースで拝見しました。
祖母が10年ほど前、96歳の時に同じく大動脈乖離で亡くなりました。
祖母はとても元気な人でしたが、その日はデイサービスで入浴させてもらう日でした。
穏やかで朗らかで介護士さんからも人気があったそうです。
元気に家を出て、入浴時に「胸が痛い」と言ったそうで、救急車で運ばれましたがまだ意識があり、父を始め家族が駆けつけた時は会話できたそうです。
容体が安定しているということで、家族は返されたのですが、その後すぐ悪化して帰らぬ人となりました。
お医者様のお話では、大動脈破裂は即死が多くて、乖離はかさぶたが剥がれるようにじわじわと…と言われたそうです。
あまりにもあっけなく、私は仕事の帰りで、母から大丈夫と聞いていたのに次の連絡では亡くなったとの報告、家族も誰もお別れできませんでした。
PPK(ピンピンコロリ)が理想ですが、こうまで潔いとは…
本人は子供達孫達に迷惑をかけなかったので心残りはなかったと思いますが、家族はあまりにも呆気なくお別れも言えなかったので寂しいです。
と言うことを思い出しました。
祖母はその前から大動脈瘤があることはわかっていましたが、高齢のため手術はできず、おとなしく過ごしたから大丈夫だとは言えないので普通に生活してください、とお医者様から言われていました。
皆が元気な姿しか見ていないので、こうありたいとは思います。
が、残された家族としてはせめて1ヶ月くらいは看病して、最後の日に向かい心の準備をする時間はほしいですね。
笑福亭笑瓶さんの訃報で祖母のことを思い出した話でした。