2022.09.17[上小池07:39〜07:55三ノ峰登山口(上小池)07:56〜08:49六本檜08:52〜09:31剣ヶ岩09:32〜10:32三ノ峰10:33〜11:10別山平 御手洗池11:16〜11:45別山11:47〜12:04別山平 御手洗池〜12:47三ノ峰12:48〜12:51三ノ峰避難小屋13:08〜13:52剣ヶ岩13:53〜14:21六本檜14:31〜15:02三ノ峰登山口(上小池)15:03〜15:15上小池](距離15.89km 累積標高1783m)
夏山シーズンには遠出できなかったので、10月になって仕事が忙しくなる前にプチ遠出がしたく、9月の2度の三連休のいずれか日帰りで別山に行こうと計画。
ところが台風である。前半の3連休2日目からは台風の影響を受けて天気が崩れる予報。後半の3連休はといえば、この直撃コースをたどりそうな大型で非常に強い台風なので、登山道や登山口に至るルートが倒木や崖崩れなどで通れないことになるかもしれない。それにまだ咲き残っているだろう夏の花が全部終わってしまいそう。
そうなると前半3連休の初日しかないではないか。
17日は近畿地方では雨の予報であるが北陸各地はまだ晴れが残る予報。天気図を見るとまだ等圧線の間隔が狭くなってきていないので、風の影響もないのではないだろうか。
自宅から3時間30分かからず上小池の駐車場に到着。
鳩ヶ湯近くからは三ノ峰と思われる山が青空の下、見えていた。歩き出してしばらくは日も差していた。
それが六本檜まで登る頃にはすっかり曇り空に。そして森林限界に出ると予想外の強風。さらに剣ヶ岩より上はすっかりガスに隠れてしまっている。
西から南には赤兎山・経ヶ岳・荒島岳・願教寺山の展望はあるが、この先展望は望めないかもしれない。風がガスを払い除けるという期待感がどうもわかないガスのかかり方である。
強風ではあるが足元にはたくさんの花々が咲き楽しませてくれる。
特に鮮やかな青い色のリンドウがたくさん競い合って咲いており、さながらリン道とでも呼べるほどである。
花々は剣ヶ岩から三ノ峰避難小屋の間が一番美しく、ウラジロナナカマドもたくさんあったことから紅葉時期にはまた違った表情を見せてくれそうで、また歩いてみたいと思わせるポイントであった。
さて強風は標高を上げるほどキツくなるかと思われ、三ノ峰より先は風の状況を見ていくかどうか決めようと思っていた。
三ノ峰に着いてみると、もちろんキツいに違いないものの、その威力は増しているようには思えなかったので、予定通り別山を目指す。
この先は花の数が減ったこともあって、ガスで景色が見えることもないので、歩くことに専念する。
別山平ではやや風が弱い。花はないがコケモモやガンコウランなどの実がたくさんできている。
再び登山道が登りになると風に雨が混じるようになってきた。
カメラを片付けレインウエアを着装する。
先がガスで見えないので山頂にはあっけなく到着したという印象。誰もいない。三ノ峰からは5人程度の登山者とすれ違い、1人のトレランランナーの女性に出会っただけ。
山頂にいる意味もないのですぐに戻る。下りでは三ノ峰登り返し付近までの間雨に降られる。
風を避けて避難小屋で昼食。山頂でグピィ〜と言いながらビール(ノンアルコール)を飲もうと思っていたのだが、どうも小屋の中ではぬるさが気になってしまう。
帰りは一眼レフに持ち替え、何度も立ち止まりながら写真を撮るなどゆっくりと下る。
ガスは切れたりかかったり、でも雨は混じっていないので、強風にも慣れて気持ちよく感じてきた。
予定していた下山時間15時半を目指して、六本檜からは少しペースを上げ駆け下っていく。
天候は予報に反してよくなく、強風がやむ間もない中での登山だったが、初めて歩く山なので興味津々であったことに加えて、花も想定外にたくさん見ることができ、満足度100%には程遠いけれど、わたしのウズウズしていた心を晴らすことは十分できた山行だった。
今度は石徹白コースでまた登ろうと思う。
鳩ヶ湯温泉付近から見た三ノ峰と別山?
この時はまだ晴れ間もあったのですが......
桧谷にかかるサコサガ滝
車道から見下ろせます(案内看板あり)
《サコサガ滝の伝説》
その昔この滝に仙人が住んでおり、滝の近くを通りがかったお遍路さんの進路を阻んだ際、お遍路さんの詠んだ和歌が非常に素晴らしく、それを聞いた仙人が道を通してくれたという伝説が地元に残っています。(大野市のHPより)
上小池駐車場スタートです
20〜30台止められます
きょうは10台程度
駐車場では缶ジュースの無人販売をしています
トイレもあります
ここからスタート
つえ借りられます
ツリフネソウの群落の中の道を一旦下ります
サラシナショウマ
ヤマゼリでいいのかな?
まだ低いしハクサンフウボウじゃないですよね
アキギリもたくさん
サワアザミかな?
シロバナのツリフネソウも
タデ科の何か
ここで刈込池自然研究路から別れて登山道へと入ります
沢沿いにはアケボノソウ
まさに森の白い妖精
何タケなのでしょうか
尾根に上がると六本檜
少しだけ日が差しました
南に目を向けると荒島岳
本日の貴重な青空
これはオヤマリンドウ?
オヤマリンドウ?
単に咲ききっていないリンドウ?
剣ヶ岩が見えてきました
森林限界に達したので常に右側より強風が吹き付けます
これはタムラソウかな?
こちらはオヤマボクチ?
剣ヶ岩が近づいてきました
この上からはガスの中のようです
振り返って
右は赤兎山、その左は経ヶ岳
中央左寄りは荒島岳
その奥に部子山とか能郷白山なんかが見えているのではないかと思うのですがよくわかりません
こちらは手前に願教寺山
奥は野伏ヶ岳とかが見えているのかなぁ?
やっぱりよくわかりません
とにかく足元にはリンドウがわんさか
踏みそうになるくらい咲いています
これは普通にヒヨドリバナですかね?
剣ヶ岩から上はガスの中ですが時々切れて先が望めます
この辺り一番風が強い!
三ノ峰まで行ってこれより風が強ければ引き返そうかと考えたほどです
リンドウ街道です
見飽きません
ミヤマコゴメグサ
ウメバチソウも時々見受けられます
マツムシソウの咲き残りが少しだけ
ウラジロナナカマド
紅葉には早いですが、実は真っ赤
登ってきた尾根を振り返って
ヤマハハコ
ウメバチソウ再び
ウスユキソウがありました
紅葉時には美しいところでしょうね
三ノ峰頂上
何もありません、何も見えません
相変わらず風は強いですが別山に向かいます
ハクサンフウロ
わずかに残っています
この先はガスは晴れることはありませんでした
それどころか山頂に近づくほど強風に雨粒が混じってきました
センジュガンピも数輪残り咲きを見かけました
別山平は濃霧
ちょっと遠くが見えたので写真に撮りました
御手洗池
コケモモの実
食べられます
ガンコウランの実
食べられます
シラタマノキの実
果実酒などにして食します
オオシラビソの実
食べられません
別山山頂2399mに着きました
誰もいません
強風に小粒ではあるけれど雨
展望もないのですぐに引き返します
ここは2等三角点ですね
別山神社「大山祇神」
カライトソウも終わり間近
アキノキリンソウ
どこにでも順応して咲きますねぇ
再びセンジュガンピ
ニッコウキスゲの実?
突っつくと小さなニッコウキスゲが蜘蛛の子を散らすように.....
カマキリの卵じゃあるまいし.....
外は風が強く雨混じりなので三ノ峰避難小屋でランチです
ここから帰りはカメラを一眼レフにチェンジ
今日は景色をワイドに撮るために広角ズーム10mm〜22mmの交換レンズも持ってきていたのですが出番なしでした
三ノ峰避難小屋を後
カメラをチェンジしたので同じような写真が多いのですが......
ハクサンフウロ
その一眼レフ、設定ミスで10カットはほどはかなりのオーバー露出
でもなんか雰囲気あるので4点ほど載せてみます
メルヘンリンドウ
これもリンドウ
ウラジロナナカマド
ここからは適正露出です
ウラジロナナカマドの撮り直し
マツムシソウ
登りに撮ったのと同じ花です
下っていく尾根を見下ろして
ガスの中の岩峰
ウメバチソウ
なんでしょ?アザミ類の咲いた後でしょうか
ミヤマコゴメグサ
ガスが切れたりかかったり
ベニヤマタケでしょう
枯れたミヤマシシウドとこれから下っていく尾根
オヤマボクチ
歩いている尾根の1本北側の尾根
特に名前はないようです
剣ヶ岩とダケカンバ
オヤマリンドウ?
開いてないけど花がたくさんなので普通にリンドウでしょうか?
カライトソウと剣ヶ岩
荒島岳
ヒメベニテングタケ
カバイロツルタケ
オヤマリンドウ
ヤブデマリ
変形ヒノキ
六本檜が近づいてきました
ここから尾根を外れて南に下って行きます
ヒキオコシ
トリカブト(何トリカブトだかわかりません)
アケボノソウ
登りにも撮りましたが、一眼レフでももう一度
アキギリ
登りにも撮りましたが、一眼レフでももう一度
ツリフネソウ
登りにも撮りましたが、一眼レフでももう一度
駐車場手前の「大栗ノ木」
仲良く遊びましょ!
帰りに立ち寄った、白山神社の大カツラ
根回り15m樹高29mだそうです
県指定の天然記念物です
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