この本を探して、
散々、本棚サーフィンをした。
これらの本たちをどかして、ようやく見つけた。
我が家には、本棚を置く壁がもうない。
必然、本の前に本を積み重ね、更に増え続ける本を、もうホント厭なんだけど床に置くことになる。
こんな風に。
だから、確かにあるはずだと、読んだのだからと思って、探すときは、もうめちゃくちゃだ😱
それで、ようやく見つけた。
やったね!
そして、また本を元の場所に積み上げた。
いとうみくさんの新刊。
『キオクがない!』である。
この本を読んで、頭によぎったのは、ナチスの犯罪者アイヒマンの裁判について書き記しているハンナ・アーレントの本である。
ハンナ・アーレントの「悪」とは、なにか、という問いである。
もう一回、読み直してみよう。
悪行は、人の意識下、あるいは認識下にあったか、否か。
もし無い場合、その罪を問えるのかどうかと、いとうみくさんは問うているような気が、するのである。
それは、ハンナ・アーレントの問いでもあったのではないかと思うからである。
ついでに、先頃買ったこの本も
読まねば。
このタイトルこそ、ずっと私の思っていたことだ。
<追記>
ところで、今年も息子からヒューガルデンが届いた。
夏と冬、届く息子のプレゼントである。
今年はグラスつき。
私は働くようになって、このように盆暮れ、親に贈り物をしただろうか。
実は、していない。
一度も。
背負うた子に、倫を教えられ、である。