Yahooだったか忘れたけれど、なにかで、ソン・ヘギョのインタビュー記事があった。
「メロドラマでブレイクしたこともあって、ずっとそういうドラマに出演し続けてきた。
ある時、自分のドラマの演技を視て、いつも同じ表情なことに気付いた。
それ以降5年近くスランプになった。
『ザ・グローリー ~輝かしき復讐~』では、役柄も気に入ったし、色んな表情の演技ができたように思うと、要約するとこのようなことを言っていた。
実のところ、私も、パク・ボゴムについてだけれど、タイトルも役の名前も違っても、内容的には大差の無い恋愛ドラマばかりで、役者ってこれで満足できるのかなーと感じていた。
パク・ボゴムのドラマを4本か5本を見て、『1988 応答せよ』の天才棋士役が、一番、良かった。
ああいう繊細な演技を見てみたい。
(韓ドラ大ファンの姉は、パク・ボゴムは時代劇『雲が描いた月明り』以外は良くないと言う。その時代劇は、残念なことに私はまだ視ていないのです。)
そんなことを感じていたところに、ソン・ヘギョの先の言葉を読み、では『ザ・グローリー ~輝かしき復讐~』を視てみようと思ったのです。
虐めの凄惨なシーンとか、好きじゃないのですが、ソン・ヘギョがどういう演技をするかの興味の方が、勝った。
たしかに、ソン・ヘギョの表情は豊かで、ストーリー自体も恋愛ものとは、ひと味もふた味も違った。
ただ、やっぱり、虐めの展開とその後がありきたりだし、虐める側のキャラもステレオ。これは残念。
主人公の、特に後半の異常で異様な母親とか小学校の変質者教師とか、いるかな? という思いもないではないが。
これは、ソン・ヘギョの演技云々ではなく、脚本の問題なんだと思う。
とは言え、ちらっとしか写らなかったり、脇役だったりの演技や描写の拘りが感じられもし、ソン・ヘギョ、頑張ったなーと思う演技を含めトータル満足した。
ソン・ヘギョとパクボゴムの恋愛ドラマ『ボーイフレンド』よりも、はるかに見応えはあった。
ところで、『ボーイフレンド』では、ソン・ヘギョとパク・ゴムの実年齢が確か10歳ということで、話題になっていたけれど、『ザ・グローリー ~輝かしき復讐~』の相手役イ・ドヒョンは1995年生まれで、1981年年生まれのソン・ヘギョンとは14歳の年齢差。
その年齢差にまったく違和感がなかったことは、やっぱりこの、二人の演技力というものだろう。
ソン・ヘギョは、きっと、年齢相応に老けていく役を演じるのではなく、所謂吉永小百合のような役者なのかなーと思った。
吉永小百合とソン・ヘギョの年齢不詳風女優は同じテイストだと思うけれど、その醸し出す雰囲気は陽と陰ほど違う。
ソン・ヘギョは「陰」の気配が似合う女優だと思う。
『ザ・グローリー ~輝かしき復讐~』予告編 - Netflix
私的には、虐め役ヨンジンの夫ハ・ドヨンを演じたチョン・ソンイルが、すごくかっこ良かった。
最初のシーンでは、なんかダサいなーと思ったのですが、場面ごと渋さが増してカッコよかったです😊
このドラマの配役陣のなかで、唯一大人っぽかった。
<追記>
このドラを視ていて、大ウケだったシーンがある。
このドラを視ていて、大ウケだったシーンがある。
主人公ドンウン(ソン・ヘギョ)に恋する年下男子ヨジョン(イ・ドヒョン)が「僕が君を幸せにする」と言ったシーン。
ソン・ヘギョ演じるドンウンは、思わず声を上げて笑っちゃうんですね。
これ、本気に笑ったね、と思いましたよ😂
『ボーイフレンド』で年下の彼氏パク・ボゴムが、ソン・ヘギョに何度も同じセリフを言っているのです。
これって、パロディかって感じでした😄
韓国の恋愛ドラマって「愛してる」とか「君を幸せにする」とか、ちょこちょこに言うけれど、これって日本の恋愛ドラマもそうなのかな。
このザッハリヒな表現って韓国恋愛ドラマの特徴のような気がする。
日本の恋愛ドラマ『ロングバケーション』『愛してくれと言ってくれ』以後、見たことがない私ですけれど。
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突如、最近になって、韓国ドラマを見始めた乗り遅れの私の感想なんぞ、たいしたものではありませんが😅