止め輪とは保持部品を簡単に止めるリングのことです。
止め輪を止める軸部に『溝』を設ける必要があるもの、必要がないものに分けることが出来ます。
また止め輪を方向から考えると、
1.スラスト方向(軸部に対して180度方向)から挿入する。
2.ラジアル方向(軸部に対して90度方向)から挿入する。
3.止め輪を止める軸部に『溝』を設ける必要のない止め輪。
に分類することができます。
C形止め輪
相手物がスラスト方向に抜けないよう穴(軸)に溝加工してはめるリング状の止め輪です。
止め輪は一般的に専用プライヤーで縮めて(拡げて)挿入します。
https://www.tsurugacorp.co.jp/special/lingp_c.html
丸形止め輪
クリアランス内径(外径)がC形止め輪に比べ小さく相手物への干渉が軽減され、
溝への接触面積が少ないためスラスト荷重が約2/3程度となります。
https://www.tsurugacorp.co.jp/special/lingp_r.html
ベベル形止め輪
溝位置の加工精度や、相手物のバラツキによるガタツキを抑えることが出来ます。
15度の傾斜をしており止める溝も15度の傾斜にする必要がある。
https://www.tsurugacorp.co.jp/special/lingp_b.html
同心止め輪
リム幅が全周同じ幅でラグ部も無くスリムな止め輪です。
内径と外径の中心が同じタイプの止め輪。
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https://www.tsurugacorp.co.jp/special/lingp_d.html
E型止め輪
相手軸に溝加工しラジアル方向へ挿入する。
弓E形止め輪はバネ性を持っており横からみると弓状になっている。
その形状を利用し保持部品と隙間をなくす
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クリセント形止め輪
外径が小さく、狭いスペースでの使用が可能です。
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https://www.tsurugacorp.co.jp/special/lingp_k.html
U形止め輪/K形止め輪
溝に接触する部分が多いため、E形止め輪に比べスラスト荷重が高くなります。
ドライバーなどの工具で取り外しが出来ます。
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プッシュナット
軸にスラスト方向から挿入することで、相手物に止め輪の爪部が喰い込み抜け止めの役目を果たします。
溝加工をする必要がなく自由な位置で固定することが可能。
他の止め輪に比べ、スラスト荷重が大きくなります。
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CS形止め輪/CR形止め輪
プッシュナットに比べ、挿入力を低く相手軸をキズ付けにくい形状となっています。
プッシュナットより外径が小さくなっていて、スラスト荷重が小さくなります。
https://www.tsurugacorp.co.jp/special/lingp_cs.html
グリップ形止め輪
全体を弓状に湾曲させることでバネ作用を持たせ、相手物を押えつけた状態で締結させることが出来ます。
軸用のみとなります。
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丸形スピードナット
スラスト荷重はプッシュナットとCS形止め輪の中間となります。
爪が長いため挿入時の芯ずれを気にする必要はありません。
軸用のみとなります。
P形スピードナット
全体を弓状に湾曲させることでバネ作用を持たせ、相手物を押えつけた状態で締結させることが出来ます。
軸用のみとなります。
https://www.tsurugacorp.co.jp/shopping/products/neji/tokusyuneji/rivet_blindnuts/I00170/?item_id=I00170&utm_source=home_sns
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キャップナットF形
スラスト荷重は、プッシュナットとCS形止め輪の中間となります。
CS形止め輪に比べ爪が長いため、挿入時の芯ずれを気にする必要はありません。
軸用のみとなります
キャップナットD形
全体を弓状に湾曲させることでバネ作用を持たせ、相手物を押えつけた状態で締結させることが出来ます。
軸用のみとなります。
https://www.tsurugacorp.co.jp/shopping/products/neji/tokusyuneji/rivet_blindnuts/I00235/?item_id=I00235&utm_source=home_sns
https://www.tsurugacorp.co.jp/special/capnut.html
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