米を研ぐということ

主婦ってのは
そこの家庭の生活の軸となり
暮らしの根幹を繰り回している
（最近はそうとも限らないのかも知れないけど）

要するに家事全般を牛耳っている訳だ

こまごまとした家族の世話やらナニやらカニやら…

「米を研ぐ」
日々何気なく繰り返している事なのだが

家族になにかしらの変化があったのが
如実に現れる事の一つだ

食い扶持と言うくらいだからね
人が減ったり増えたりね
主婦は身を以て直に感じるのだ

赤ちゃんが生まれた時は嬉しかった
子供が巣立って行った時はちょっと気が抜けた
父が天に旅立った時は…

そして

ポコ君が旅立った後も…

米を研ぐときの
指先に感じる米の軽さにハッとする。
事の現実を思い知る。

重くなるのだったら嬉しいんだけど
たった１合位の差なのにね。
軽くなるのは…ね。


どうしてこんなに悲しいんだろう　　吉田拓郎




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