介護度まで…の続き

ウチの母は、
若くて健康な時から
そりゃぁ何てったって、
筋金入りの出不精である。

何処に誘っても、
ガンとして外出を拒むのである。

であるから、

腰が痛くて思う様に動けなくなった今、
言わずもがな。

が、

曾孫が出来た頃から
幾分、変わって来たのだ。

曾孫会いたさに、
外に出てみる気になった。

で、

長い距離を一人で歩く事なんぞ無理な母に、
何とか、外の空気を味あわせたくて、
一緒に外出したくて、
担当のケアマネージャーさんに相談し、
車椅子をレンタルしてもらう手続きをとってもらったのだ。

そして、数日前、
やっと待望の車椅子が届いた。

軽くて、コンパクトで、
私達の希望通りの車椅子が用意された。

気を良くした母を、
ここぞと、近所の公園まで花を見に
誘い出した。

やはり、始めは、
かなりゴネたのだが、
あの手この手で、誘い出しに成功し、
公園へ連れて行ったら、
とっても喜んだ。

私も嬉しかった。

コレをきっかけに、
動ける時は、近所に出かけてみようね！
（冬場は痛みが激しくて、
動ける状態じゃ無くなってしまうのです）
なんて話していたのだが…

そんなやさき、
介護度が軽くなったお知らせが届いた。

今度の介護度では
車椅子は、介護保険適用にならないとの事。
契約は、白紙に戻さなけりゃならない。

なんだ、まさに、これが、ぬか喜びってか。。。

何が、介護保険だ！何が介護サービスだ！何が福祉だ！
こんな事があってイイのかい？

きっと、
介護のかの字も経験した事の無い輩が、
机上だけで作った制度なんだろうな。
もっと、温かい人間らしい考え方は出来ないのだろうか…

み～んな、歳をとるし、
いつ何時、障害を持つ身になるか、
誰にも起こりうる事なんだよ。

そんな時、本当に助けになる制度が必要だと思わない？

確かに、
届いた書面には、
不服があるなら、再審査できる旨が記載されている。
不服なら、不服申し立てをしろと。
サービスも色々手続きすれば変えられるらしい。
でも、そんな暇はないし、よく分からない。

与えられた単位内なら、お好きにお使い下さいと
いう具合にはならないのかしら…

現行の制度の見直しを早急に願う。


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