kumaの写真帳、と趣味日記

眼をファインダーに通して、一瞬を記憶する。
刹那を写真に閉じ込めて、永遠の記録として綴っていきます。

五箇山の雪あかり~菅沼集落の雪化粧

2015-02-01 | 富山県砺波・南砺地区
2015.02.01 「菅沼合掌造り集落イトアップ」

事あるごとに訪れておりますこのライトアップイベントも
記憶に任せて数えて早いもので五回目。
マイカーで訪れることの出来るのは確かこの日だけだっかな?
最近は3月にも実施されているとは聞きますが、
積雪望めるこの時期に毎回訪れております。

2010年、日が落ちて静かに佇む集落、静かに待つなか、雪化粧を纏った茅葺屋の姿に一目ぼれ、
2011年、2012年、2013年、2014年、とそんな姿をもう一度眺めたくってこの時期予定を開けているのですが…
4年連続。
高気圧に恵まれたせいか、はたまた段々と積雪量も少なくなってる傾向が。

タイミング悪っ。

等と呟きつつも、初回に見た景色がどうしても忘れられなくて今年も。
週の半ばに天気予報を確認すると、週末は丁度低気圧が向かって来るタイミングのよう。
今年はさて、どんな景色が見られるのだろうか。

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陽が落ちる...と言っても、分厚い雪雲に空が覆われてはおりましたが。
段々と暗くなるにつれて、降雪の量も増してきました。

カメラに積る雪にも目もくれずに、目の前の
5年越しの景色に見惚れて、シャッターを切るのも忘れてしまうくらい。



屋根雪がずり落ちているのだけが心残り。
しかし、目の前の風景をじっと眺めているだけで心の中が澄んでゆく感じ...
感無量でありました。長い間待ったもんなぁ。



この日を迎えるにあたり、標準ズームレンズの目を持って撮影に挑めたことも
嬉しい限りです。

広角側と望遠側のレンズしか持ち合わせの無かった去年まで。
まるで標準ズームレンズの購入を見越したかのような降雪には、
ある種の運命さえ感じました。

所用があり、今回は国道156号線沿いの展望点からの撮影のみに集中。
足早に会場を立ち去ることにしましたが、

こんなに綺麗に雪花舞う合掌造り集落を一人で眺めに来るのも勿体ない。
と心の中では思ってみたりするのでありました。

今夜はさらに積るのかなぁ、雪。

五箇山の雪あかり~ライトアップと民謡のおもてなし

2015-01-26 | 富山県砺波・南砺地区
2015.01.25 「岩瀬家・行徳寺山門ライトアップ」

事あるごとに訪れておりますこのライトアップイベントも
記憶に任せて数えて3回目。
2011年、しんしんと降りやまない雪の中のこの景色に一目ぼれ、
2012年、2013年と訪れようと試みるも仕事に阻まれその姿すら見れず、
2014年、やっと訪れることが出来たが高気圧に阻まれて、
それでも残雪に驚きつつもその姿に再度一目ぼれ。

そして今年...



気分的には去年よりも積雪は少ないでしょうか。
世間では今季、暖冬だと言われているのに少々の納得を致しました。
12月は嫌というほど降雪に遭ったのに、今ここではそれが羨ましくて望ましくて。
なんだか自分勝手。



そんな気持ちなど知ることではないかの如く、300年の長きに渡りここに建っているのが岩瀬家。
先人たちは果たして夜の闇の中、光に照らされる合掌造りに魅了され訪れる観光客がいるとは思っていたのでしょうか。
そんな一人として訪れること今年で3度目。



昔は合掌造り集落という言葉は無かったのでしょうか。
だって昔は、そもそもは万を超す棟の合掌造りがこの地を覆っていたというお話。



あれよあれよという間に現代風の家に生まれ変わり、
今では200家程しか無いという合掌造り。
その中で、一番大きい造りなのがこの岩瀬家なのだそうです。



お仏壇の大きさも桁違い。
さすが富山のお家事情...かな?

加賀藩塩硝の産地。
改めて加賀藩の大きさに驚きつつ。



階段を上るとそこは蚕の飼育場。



決して良いとは言えない足場、
陽が沈むと暗闇に覆われる茅葺屋根の裏側で、
ひっそりと産業に営む姿を想像。



仕事が終わればこうやって、
特にこの時期になると家族が囲炉裏を囲んで暖を取っていたんだろうな。

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19:30からはそんな囲炉裏を囲みつつ、
大居で民謡が披露されました。
といちんさ。



こきりこ節に合わせて舞うささら踊り



まだまだ厳しい寒さ続く五箇山の夜。
けれども灯りと舞いのおもてなしを受けて、
なんだか心あたたまるひと時を過ごすことが出来ました。

晩秋、闇夜に包まれた相倉集落は...

2014-11-23 | 富山県砺波・南砺地区
2014.11.23 「相倉合掌造り集落・冬支度ライトアップ」

相倉合掌造り集落の、今年のライトアップイベントも早最終回。

11月20日から四日間、のライトアップイベントも最終日。





空気が冷たくなるのと、冬に向かうこの季節に稀に訪れる快晴。
このタイミングが重なったのが前三日間だったりしました。
おそらく眺望も良く、お客の入りも良かったのだろうなと想像しつつ、
なんとかようやく訪れることが出来たのが今日23日の日暮れ後。
到着し上空を眺めます。夜空には雲が張り、その中にも極薄らと輝きが確認できるお星さま。
前三日のような黄昏時をここから眺めることは出来ませんでしたが、
久々手に持つカメラの感触に少々の戸惑いを覚えながら集落を散策することにしました。

今日はどんな景色を見せてくれるのかな?

















...来年もまた、いろんな風景を眺めることが出来ますように...

そう思いつつ散策終了。

そうだ、イルミネーションが映える季節になるんだなぁ。
なんて考えつつ、帰路に就きました。








夢の平スキー場に咲く秋桜をウォッチング

2014-10-12 | 富山県砺波・南砺地区
10月の連休の過ごし方。
ここ数年はある程度決まっており。

いつもならば二日目、最終日は乗馬レッスンに励むのですが今年、
二日目は内灘にて乗馬レッスン、
台風接近につき明日の最終日は大人しく富山に居ようかなと考え中。

さて初日。

となみ野バルーン大会の気球を追いかけつつ訪れるのがとなみ夢の平スキー場。

この頃になるとゲレンデ一面は秋桜畑と化します。

桃色一色に敷き詰められた、
と言っても殆どの花の背丈は人間位かそれ以上に育っており
いつも思うことが、巨大迷路が出来るんじゃないのかな?なんて思いつつ。

それは夏に咲く向日葵のお仕事だとは思いつつ、
一面に咲き誇る秋桜の一辺しか眺められないのがなんだか勿体ないななんて思ったのが今回の撮影。

EF17-40レンズ+エクステンションチューブ というスタイルを基本にで撮影に臨んだからかな?

というわけで、雪の降る前、紅葉が降りてくる前の砺波鉢伏山を
気軽なハイキング感覚で秋桜ウォッチングしてきました。

となみ夢の平コスモスウォッチング2014


追伸:ドアップ花撮影には筆が必要と、今回の撮影で悟りました...

初秋の相倉合掌造り集落を巡る

2014-09-15 | 富山県砺波・南砺地区
三連休の最終日。

…といっても中日深夜に仕事が入り、
中途半端な連休を過ごす事となってしまいました。

その日の午前は乗馬レッスンに励んだものの、
午後からは眠気に負け、そのまま24時間睡眠。

一度眼を覚ましたものの、さてこのまま寝てしまえば間違いなく生活リズムが崩れてしまうし。

少々眠い目を擦って、温泉入りに行きがてら、
予定していたライトアップイベントを見に行きますか。

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2014/09/15 「相倉合掌造り集落 ライトアップ最終日」

城端クアガーデンの温泉に浸かって約1時間。
それにしても、城端の湯は温まるなぁ。そんな余韻にも浸りつつある程度仕事の疲れを取り除いた後に現地入り。

まだ周囲も明るい時間に訪れるのも久し振りで、
小腹も空いていたので売店にて山菜蕎麦を注文。

しっかり腹ごしらえしてから散策することにしました。まずは明るい内の散策から。



そしてライトアップイベントへ。



5日あるイベントの最終日に訪れたのは正解だったかな。
中3日は、ステージイベントもあり連休中の人混みを予想。人の往来を全く気にする事無くカメラに集中することが出来ました。

この地区での次のライトアップイベントは確か11月の冬支度時。
暖かい格好で訪れんとなぁ。

閑乗寺公園からの散居村風

2014-06-16 | 富山県砺波・南砺地区
2014/06/14 「南砺・閑乗寺公園からの散居村風景」

日の入り撮影の為、ポイントの移動の際に立ち寄りました。

田植えシーズンから1ヶ月経ち、散居村は新緑の絨毯に包まれます。
暑い日差しの中、元気に伸びる緑色の稲が風にそよがれます。

近くの丘から眺めたら緑色の海に見えてくるかもしれません。










手前にはタンポポの黄色が敷き詰められてました。





いつも、八乙女山の撮影ポイントへ移動する際に通るのですが…
たまに寄り道するのもいいかなと思いつつ、
何だか名残惜しい感じにもなりつつ、
目的地へ移動することにしました。

水田に映る逆さ合掌造り

2014-06-03 | 富山県砺波・南砺地区
2014/05/31 「水田に映る逆さ合掌造り」

ライトアップイベント前の余興。
水田の向こう側では米野太鼓さんによるパフォーマンス。




定点位置から離れて辺りを再度散策することに。

写真愛好家さんたちが、日の入り時を待ちわびております。




観光のお客さん達も、思い思いの場所でその時を待ちます。







19:00過ぎ、定点位置に戻って

パフォーマンスも終了。




丁度良い具合に、一筋の雲が程良く赤に染まってくれました...が写真で残すとなると難しい。



ようやく頃合となります。




蛙の鳴き声とシャッターを切る音が鳴り響く集落一帯。




今回は海外からのツアー観光客もお出でになっていた様子。
見知らぬ土地の言葉もかすかに耳に入ってきたり、
はたまたおしゃべり好きな関西人が居たり。

思い思いの休日を過ごす中、
皆さんこの風景を眺めに遠方から足を運んで下さっていると思うと頭が下がる思いでありました。
もちろん、自分もそんな中の一人として来れて良かったなぁ。

今宵はちょっとだけにぎやかな合掌造り集落は、段々と更けてゆくのでありました。

<おわり>










新緑と青空に包まれた合掌造り集落を歩く

2014-06-02 | 富山県砺波・南砺地区
...本当は逆さ合掌造りライトアップの事を書くつもりでしたが。

振り返った写真を見ているとあまりにも多い、
イベント前に撮影したスナップ写真。
特に興味をそそられて撮った事でもなく、何気なくシャッターを切っただけなのですが
写真の量から察するに、この刹那はスナップ写真に閃く何かがあったみたいで。

ということで今日は内容を一部変更。
合掌造り集落の中をカメラ片手に散策した記録を綴ってゆきます。

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2014/05/31 「新緑と青空に包まれた合掌造り集落を歩く」

長い歩道トンネルを抜けると、そこに広がる景色はなんだか別世界。




合掌集落造りの中で休む旅人たちは、常に周囲を見渡し雰囲気に没頭してるみたい。







日中でも眺めることのできる逆さ合掌造り。







ちょっと目を逸らすと、季節の花が咲いていました。




目線を変えて神明社の方から。




色々な旅人がこの集落の景色に見惚れておりました。





散策はまだまだ続きます...がちょっと割愛。そして、定位置へ移動。




ライトアップまで、あと二時間。
<つづく>

相倉・合掌造り集落-水田逆さ合掌ライトアップ~days2

2014-05-20 | 富山県砺波・南砺地区
お昼時を過ぎて。

称名滝を後にして来た道を...常願寺川沿いを下流へと下って行きます。

あんなにも厚く、崖の上は霧掛っていた滝壺から、
ものの十数分移動し...アルペンルートの玄関口でもある立山駅付近まで戻り着く頃、
空の上は青一色に染まり返っておりました。さすがは山の気候だなと納得します。

そして今居たところから離れるにつれて、
称名滝×あおぞら という構図でリトライ撮影したいなという欲が沸々と湧き上がって来ました。

リトライ撮影...

そうだ、夕時は...リトライ撮影だ。

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2014年05月17日・夕時 「南砺市相倉・合掌造り集落-水田逆さ合掌ライトアップ~days2」

自宅に戻ろうと考えておりましたが急遽予定変更。
上滝辺りで大沢野方面へ進路変更、八尾・山田・井栗谷を抜けて庄川方面へ。
そのまま井波・井口を突っ切って城端へ、県道304号線へ合流したらそのまま平方面へ。

呉東から呉西への山沿いロングドライブ。

そして17時前、相倉到着。

昨日と同じように機材を持ち、眺望ポイントへ移動します。
...日の入り時から始まるライトアップから2時間前、
さすがに三脚を構えている写真愛好家さんたちは居ませんでした。

ライトアップ撮影一番乗り~(だと勝手に思いつつ)と即座に機材セット、撮影を開始しました。

16:50



...まさかの雲空でありました。
けれども深く空を観察すると、上空では西の風がとても強く流れています。

18:35



周囲はだいぶ暗くなり始めているのですが、
ようやく空を覆っていた雲も消えかけてくれました。
そのせいか、まだまだ見通しも良く明るく感じます。

19:10



...そしてようやく、イメージ通りの風景を撮影することが出来ました。

気が付けば左右には写真愛好家さんたちがざっと数十人横並びとなっており、
明かりの灯った集落風景に対して黙々と、ファインダー越しに熱い視線を注いでおりました。

そんな眺望ポイントから早々に離脱し、水田に近づくことにしました。

水田に向かって一枚。




民俗館1号館に向けて1枚。




卍相念寺に向けてパチリ。







..........

散策歩きやロングドライブとなった1日でありましたが、
最後には思う写真が撮影でき、とても満足な1日でもありました。

相倉・合掌造り集落-水田逆さ合掌ライトアップ

2014-05-18 | 富山県砺波・南砺地区
花の金曜日...と言っても飲みに行く予定はございません。

仕事が定時に終わったとしたら...
高速使って広域移動、駐車場でアイテムチェックして、
あのポイントまで畦道ダッシュしつつ三脚組み立てつつポイント到着。
...なんて業務終了後の段取りをイメージングしつつ全く本業に身の入らない金曜日の午後のひととき。

そんな地獄の半日があっという間に過ぎ、そして就業時間に突入...

まぁ、そんな世の中都合の良いように働く事はまず無く。
実際、業務終了出来たのは定刻より一時間も経ってからでした。

「明日、早くから陣取りするか・・・」

予定してた本日の撮影を諦めようと肩を落としつつ駐車場に移動。
...こんな時に限って西空の茜色具合が良いんだなぁ、これが。

「もしかして今から移動してもネイビーグレーな空色でも間に合うかな!?」

僅かながらの期待と共に決心しました。

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2014年05月16日・日の入り後 「南砺市相倉・合掌造り集落-水田逆さ合掌ライトアップ」

年に4~5回数日間実施されているライトアップイベント。
菅沼地区の同イベントよりも日時決定がわかりやすいのと、
観光客の入りが程良い(と思っています)のが特徴、かな!?
一般公開の期間もこちら相倉の方が長いはずでありますし...
けれども白川郷は比較対象に入っておりませんので悪しからず(県外、ということで...)

今季は当月15日~18日の日没より21時まで実施されています。
ポイントは棚田に流れ込んだ水、水田に映る逆さ合掌造りを眺めることが出来ることです。

相倉到着は20:00前後、トワイライトタイムはとうに過ぎてる時刻でした。
けれども取り敢えず日中イメージトレーニングした通りに行動。

眺望点に到着...そこには既に誰もおらず、
まぁ、この時間ならば写真愛好家さんたちだと
散開して棚田近くの水田逆さ合掌造りに陣取りしている頃でしょう。

それでも無人となったこのこの眺望点に三脚を立ててっと。





まぁ、こんな感じかな?


あとは時間いっぱいまで水田を眺めることにしました。





蛙の合唱...ではないですが、鳴き声が響きわたる村中を
暗闇に目を慣れさせながら奥へと進んでゆきます。





けれども目がしょぼしょぼ...仕事の疲れも祟ってか、かなりへとへとな状態。
偵察程度に撮影を済ませること30分、集落に暗闇が支配する時間が訪れてしまいました。

今日はこれまで。

天気が良ければ明日も来ようと心に決めて引き上げることとしました。