建築士だからわかる〇〇教えます

土地探し講座(2)

土地探しの際には、
まずその土地が災害危険地域かどうか、確認しましょう、いまはNETで簡単に検索できます。

「災害ポータルサイト」で検索してみてください。お住まいの地域を入力するだけで、洪水の危険性、土砂災害の危険性など一目でわかります。ただし、熱海での土砂災害が記憶に新しいですが、危険地域に入っていないから安全とは言い切れませんのでその点はご注意ください。

そのほか、用途地域を確認にしてどのような建物が多い地域なのか、どの程度のボリュームの建物が建てられるのか、確認しましょう。

地盤が軟弱地域かどうか、このあたりは地名を確認することやいまは地盤調査会社で情報を提供しておりますので参考にしましょう。


以上のような情報は以前のblogでもお伝えさせていただきました。

本日は、上記に加えて見落としがちな点をお伝えします。


それは前面道路もしくは幹線道路から敷地に至るまでの道路で、幅の狭い道路がないか?という点です。幅が狭いとは、4メートル未満の道路という感じで確認してみてください。

なぜかと申しますと、お家を建てるためには様々な材料や重機が必要です。
その際に敷地まで大型もしくは中型のトラックが横付けできれば、材料の搬入ができます。
しかし前面道路が狭く大型や中型ロングが入れない、もしくは幹線道路から敷地まで至る道路のどこかで狭い場所や曲がりにくいクランクがあるなどの場合は、小型トラックに積み替えて現場に搬入する必要がありますね。
また、工事の際にクレーン車が入れる、入れないによりまして作業が異なってきます。機械であれば2日で終わる作業も手作業ですと4、5日必要となれば、その分、手間代が必要になります。

つまり前面道路や敷地に至るまでの道路で幅の狭い道路がある場合は、工事費用が通常の工事よりも必要な場合がある、ということです。

土地代が少しばかり安いために購入したら、工事費用で通常よりも高くついてしまった、などの話はよく聞く話です。
ぜひこのような点も気をつけて土地探しをしてください。
また建替えの際にご自身の敷地の前面道路や幹線道路から敷地までがどのようになっているか、もご確認ください。

ひと・すまい・くらし一級建築士事務所


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