以前のblogではお家の設備機器について【素材】という視点でお話させていただきました。
見えないところに合板やMDF、集成材が使われていることが多く、化学物質や環境ホルモンの溶出の可能性をお話させていただきました。
本日は素材以外の視点で設備のお話をさせていただきたいと思います。
画像は給湯器の写真です。
一枚は壁付けタイプ、もう一枚は床置きタイプです。
私は化学物質過敏症の方や電磁波過敏症の方の家づくりのお手伝いをさせていただく中で、低周波音の課題も相談を受けることがあります。
給湯器やエアコンの室外機、ヒートポンプユニットなどが稼働時に耳には聞こえない低音域で体調を崩される方もいらっしゃいます。
そこで私は新築のご相談の際、またリフォームのご相談を受けた際に床置きタイプの給湯器をおすすめさせていただいております。
しかし一方、床置きタイプは地面に近いということもあり、サビの進行や腐食が壁付けタイプよりも進みやすいという指摘も受けます。
ですので私は両方のメリット、デメリットをお話させていただき、建主様に決めていただくスタンスをとっています。
エアコンの室外機につきましても、2階のベランダに置くのではなく、1階まで下ろして設置することをおすすめしております。
しかしこの点につきましてもベランダで良いという判断もございます。
要はきちんと情報をご提示し建主様のご判断を仰ぐこと、を大切にしております。
ユニットバスやキッチンのリフォーム、マンションリフォームにおきましても、素材の視点、今回のようなその他の視点でお話させていただいております。
ご興味ございましたら下記よりご連絡ください。
ひと・すまい・くらし一級建築士事務所