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雪や寒さが強いとき、お家で気をつけたいところ

雪や寒さが強いときにお家で気をつけていただきたいところは

【落雪】と【水道管の凍結】です。

特に関東地方の屋根の雪止めは北側にしかついていない屋根を見かけます。
雪止めがついていない屋根からは落雪の危険があります。

太陽が出て暖かくなってきた際に落ちてくる場合がありますのでご注意ください。
屋根と雪との間に雪解けの水ができてきたときにスーッと落ちてくるときがあるようです。

軒先には近づかない、また車などは少し軒先よりも離しておかれることをおススメします。

車の上に落雪して車の屋根が凹んでしまう場合もあります。
車の保険内容なども見直しておかれるとよいでしょう。

えっ?この程度の雪でも落雪は危険なの?と思われるかもしれません。
雪の重さは1㎥あたり50㎏(さらさら雪)~500㎏(湿った雪)と言われています。

10㎝の積雪で1㎡あたり5㎏の計算になります。
屋根の上からどかっと落ちてくる雪の面積は1㎡よりも多い場合もあります。
屋根が3mほどあれば約15㎏の雪が頭上から落ちてくる計算になります。

首おかしくしてしまいそうです。命に関わる場合もありますので注意が必要です。

また外部や床下の給水管・給湯管の凍結、蛇口部分の凍結なども課題です。
お家の内部が氷点下にまで下がることは少ないと思いますが、もしも室内でも氷点下まで下がりそうな場合は、少しずつ水を出しておくというのも凍結を防ぐ手段となります。
基本は給水管や給湯管にきちんと断熱材を巻いておく、ことが大切です。

もしも気になる方がおられましたら、お家を建てられた工務店さんやハウスメーカーさんに確認してもらいましょう。

私は一時、宮城に住んでいたことがありますが、水道管の凍結は日常茶飯事でした。
ですので冷え込む晩などはちょろちょろ水を出しておく習慣がありました。
また寒い地方では給水管の廻りに電熱配線をしておき、熱で温める仕組みもありました。
もしも寒い地方にお住まいの方で凍結防止をお考えの方がおられましたら、配管を熱で温める仕組みをお家を建てられた工務店さんやハウスメーカーさんに相談されることも一案です。

おうちで気をつけたいところとは別になりますが、路面の凍結も気をつけたいところです。
関東の方は、私も含めてですが、スリップしにくい靴をもっていない方が多いと思います。
私は山登りが趣味ということ、雪国に住んでいた経験から靴裏が滑りにくい靴をもっていますが、スニーカーや革靴などしかお持ちでない方の場合はほんの少しの凍結でも滑りやすいですので注意が必要です。
靴に後付けできる滑り止めもありますので、利用されるのも一案と思います。
とくに日の当たらない道路などはいつまでも凍結している場所があります。またマンホールのふたなど鉄部は滑りやすいです。
ブラックアイスバーンと呼ばれる、見た目は普通のアスファルト舗装の道路にみえても、実は凍っている、という場合もあります。

滑って転んで腰や頭を打ってしまっては大変です。

このような簡易的なものは680円程度で購入できます。
ぜひ準備をされてください。

けがをしない、健康で笑顔で過ごす、大切です。

ひと・すまい・くらし一級建築士事務所

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ひと・すまい・くらし研究所

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ひと・すまい・くらし研究所

 

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