マンションの多くはRC造と呼ばれる、鉄筋コンクリート造と思います。
この鉄筋コンクリート造。とてもよくできています。
といいますのも、圧縮力はコンクリートが受け持ち、引張力は鉄筋が受け持つ、いいとこ取りの
組み合わせなんです。
それだけでなく、コンクリートはアルカリ性のため、鉄筋がさびにくくなり、まさに相性ばっちり
の組み合わせなんですね。
しかし、難点もあります。写真をみてください。我々は「バクレツ」と呼んでいますが、
コンクリートの隙間から雨水などが入り込み、鉄筋を錆びさせ、膨れた鉄筋がコンクリート
を破壊してしまう現象です。
コンクリートを打つ施工者はもちろん細心の注意を払って施工していると思いますが、
日本は地震国家です。どうしてもコンクリートにひびは発生してしまいます。
そこに雨水が入り込み、徐々に徐々に鉄筋を錆びさせてしまいます。
中古マンションを購入する場合、このような「バクレツ」箇所がないか?
確認してください。
管理が行き届いているマンションは、バクレツが発生したとしても早い段階で補修をして
コンクリートが剥離する前に対処しているところが多いと思います。
バクレツしている個所が多いということは、もちろんコンクリート片が落ちてくるなど
命に係わりますし、構造的にも課題が残ります。
中古マンションを購入する際のひとつの目安にされてください。
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