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帰省あるある、泊まった部屋が寒すぎる!


帰省時や長期旅行などから自宅に帰ってきたときに、部屋の中がとても寒く感じることはありませんか?

帰省した時、ご両親がいるリビングやキッチンは暖かいのに、泊まるための部屋に入った途端「この家こんなに寒かったかな?」と感じたり、「暖房をかけてもなかなか暖かくならない」、「身体の芯からぞくぞくと寒さを感じる」など経験された方も多いと思います。

「あるある」と思われた方もおられると思います。

「あるある」と思われた方、帰省されたときに泊るお部屋は普段は使われていないお部屋ではありませんか?
普段はあまり使われていない和室だったり、ご自身が使っていた子ども部屋だったり。

身体の芯からぞくぞくと寒さを感じる、その原因は普段使われていないお部屋のために壁や天井が冷え切っているためと推察されます。

以前のblogでもお伝えさせていただきましたが、ひとが感じる体感は、空気の温度と周囲の壁や天井の温度を足して割った温度となります。

例えば、エアコンやファンヒーターなどで部屋の空気の温度が20℃だったとしましても、いままで使われていなかったお部屋の壁や天井の表面温度が10℃だったとしますと(20℃+10℃)÷2=15℃となります。実際には床や四周の壁、天井の温度と室内の空気の温度となりますので、より寒さを感じることでしょう。

しかも床・壁、天井からの冷気は輻射という形でダイレクトで身体に伝わりますので、身体の芯からぞくぞくと感じるような寒さとなります。

数日、暖房をつけたりその部屋で生活することで床・壁、天井も少しずつ暖かくなりますので徐々に寒さも緩和されてくることと思います。しかし帰省で実家に宿泊するのはほんの数日という方も多いでしょう。そうしますと床・壁、天井が温まる前に自宅に帰ってくることになりますので「実家は寒いんだよね」という印象になってしまうこともあると思います。
もちろん実家は築年数も数十年ということもあり、断熱材やサッシの性能なども大きな要因です。
その点、物理的に床を温める床暖房は効果絶大です。しかし電気式の床暖房やホットカーペットは電磁波の課題がありますので注意が必要です。

寒い場合に一番気をつけていただきたいことは、寒さによる血圧の変化、特に入浴時の急激な血圧の変化は気をつけてください。以前お伝えさせていただきました以下のblogも参照ください。

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お風呂場が寒い!?ヒートショックに気をつけて!! - 建築士だからわかる〇〇教えます

絵は全国健康保険協会より日本家屋はお風呂場やトイレが北側に設置されていることが多いです。また日本家屋は無断熱もしくは断熱材があまり入っていな...

お風呂場が寒い!?ヒートショックに気をつけて!! - 建築士だからわかる〇〇教えます

 

本来ならば、家全体を断熱材ですっぽりくるんであげるようなリフォームをすることで家全体の温度変化の少ないお家にすることが理想ですが、窓の改修や洗面や浴室への暖房の設置などで対応できることもあります。気をつけることは血圧の急激な変化なのです。

ひと・すまい・くらし一級建築士事務所

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