私は昔から正義感は強い方と思います。
保育園児のときの将来の夢は警察官でした。
20代の頃は歩きたばこや歩行者優先、ごみの不法投棄などに対して眉をひそめていました。
社会人になり、社長や上司の社員に対する言動に対して意見を言ったりもしていました。
具体的には、夜中まで頑張っている所員に対して、残って当たり前のような社長の態度、たまに私が夜遅くまで頑張っている所員のために夜食を差し入れした際に、いの一番に社長が「いただきまーす」と食べる様子をみて「あなたのために買ってきたのではなく、頑張っている所員のために買ってきたんだ」と社長の行動をちょっと違うのではないでしょうか?と夜中に社長と話し合ったりもしたことがありました。
同僚が上司が止めたにもかかわらず、お客様とのイベントに無断で参加したことにも、上司を交え、それは違うのではないか?と伝えたこともありました。上司がきちんと指導しないことも腹立たしく思ったことを覚えています。
そのような中、40代の頃はアンガーマネジメントの本などを購入して読んだり実践したりしましたが、いま思うのは、アンガーマネージメントというのとはニュアンスが違う、本来の心穏やかに過ごすための心のありようは、アンガー(怒り)をマネジメント(管理)する、というように管理するものではなく、怒りや欲望をそもそも感じない、心が平静でいることが大切と思うんです。怒りや欲望を感じた際に、いくつ数えると心が鎮まる、鎮めるという行動は確かに管理という面では怒りを管理できていると思うのですが、その怒りは心の奥底で残ってしまっているように思います。
怒りや欲望は管理したりするものではないと思うんです。例え管理できたとしてもわだかまりはのこりますよね。
ですのでそもそも怒りや欲望を感じない、心がいつも平静でいることがとても大切と思っています。また怒りや欲望、恐怖などの感情は心を鎮めて観察することで自然と消失きていきます。
とはいえ、まだまだですけれど(笑)
仕事もプライベートもいつも心は平静でいたいと願う今日この頃です。
ひと・すまい・くらし
新井