昨日の投稿で質問がありましたので追加させていただきます。
私は化学物質ですとか電磁波の影響のない家づくりをしている建築士です。
そもそも私がこの分野の仕事をするきっかけは化学物質や農薬、電磁波が子どもの脳や心に影響を与えている可能性があるのではないか、とする論文を読んだことがきっかけです。
有吉佐和子さんの『複合汚染』がまさに現実になりつつあるのではないか?という想いです。
食べ物に関しましては、有機野菜、無農薬、添加物フリーと、まだまだ値段は高く、流通量も2割に満たない状況ではありますが、
多くの皆さんは
『野菜は国産野菜がいいよね?』
『うなぎは○○産よりも日本産がいいよね』
とは思っていらっしゃることと思います。
しかし建物に関しましては、まさか農薬が使われているなんて!とご存知ない方がほとんどと思います。
まして化学物質、電磁波の話など、なんの話?と思っていらっしゃる方がほとんどと思います。
いま、日本で建てられている建物の多くは農薬、化学物質、電磁波の多い建物になっており、それらが原因で『化学物質過敏症』や『電磁波過敏症』という病気を発症し苦しんでおられる方がいらっしゃいます。
そんなのひと握りの人でしょう?と他人事に思われる方が多いと思います。
しかしこの病気は、石川先生の話によりますと誰でも発症するリスクがあり、かつ一度発症してしまいますと、今までの生活が困難になってしまう病気なのです。
ですので、私は発症する前に、気づき、後悔のない家づくりをしていただければと考えております。
とりわけ、子どもたち、体の小さな奥さまへの影響が大きいと言われます。
そこで、私は優先順位として、
家であれば、
『寝室』、『子供部屋』、『リビング』を
子どもたちの集まる
『保育園』、『幼稚園』、『学校』、『学習塾』、『学童』などの場が
そして、
『病院』、『高齢者施設』、『助産院』などよりケアが必要な場を
化学物質や電磁波の影響のない空間にすることが大切ではないか?と考えてきました。
化学物質や電磁波の影響のない空間にすることが大切ではないか?と考えてきました。
しかし、昨日もお伝えしましたが、病院は耐薬品性や血液などで汚れない素材の必要性から難しいかな?と思っておりました。
加えて、ある程度大きな病院であれば、精密機械が誤動作を起こさないように電磁波対策はとられておりますので、その心配もないためです。特殊な電線を使って電場の影響はありません。しかしこの特殊な電線は家では使用する際に注意が必要です。
しかし、昨日もお伝えさせていただきましたが、スギやヒノキには、集中力を高める効果、リラックス効果、抗ウイルス効果、質の良い睡眠を得る効果などが期待できることが九州大学などの研究結果でわかってきました。
病院自体には導入は難しいかも知れませんが、お医者さんや看護師さんが休憩するスペースや仮眠をとるスペースに、化学物質が少なく、リラックス効果も期待できる自然素材を使用することは可能ではないか、と思った次第です。
もちろん、いま頑張っているお医者さんや看護師さんのことを考えれば、今すぐに休憩スペースや仮眠室を自然素材でリフォームすることは現実的ではありません。
であれば、テーブルやベットだけでもスギのものを使ったり、簡易的に塗り壁ボードを置いてみたり、床に自然無垢のスギのフローリングを置いてみるだけでも空気感は変わります。
簡易にもできます。試してみても良いのではないかな、と思った次第です。
病院以外でも、先にあげた、保育園や幼稚園などもとても大切と思います。
なによりも一番空気を吸うことになる、ご自宅の寝室をされることをオススメします。
保育園や幼稚園は県や市区町村の教育委員会が動かなければ、このような課題は解決しないことも存じ上げております。
園長先生や保育士の方が声高に叫んでもできない課題とは重々承知しております。
しかし教育委員の中にもこれらの課題に気づき既になんらかのアクションをして頑張っておられる方もいらっしゃることと思います。
まずは知っていただきたい。このような病気になる可能性があることを。そしてなってからでは遅いということを。
少しでも皆さまの心に感じるものがありましたら、
ひと・すまい・くらし
で検索してみてください。
よろしくお願い申し上げます。