空き家が多いというニュースが流れることがありますね。
どうして空き家は多くなってしまったのでしょう?
もちろん需要と供給のバランスで、住む人数が少ないにもかかわらず、住宅が多ければ、その分空き家が多くなります。
実はそれだけではなく、相続の問題があるといわれます。相続のときにもめてしまい、そのまま誰も住まなくなり、また売却もできないまま、そのままになってしまうケースです。
またそのまま放置してしまうことにより、相続する人自体が見つからない(わからない)まま、放置されてしまっているケースもあります。
場合によりましてはお家や土地の名義は曾祖父の代のままで、調べてみると相続の権利のある親族がとても多く、また地方に散らばっているために手を付けられない、というケースもあります。
私のところに相談に来られる方の中には、税制の課題がある場合もあります。
と申しますのも、固定資産税が「土地の面積200㎡までは、建物が建っていれば6分の1に減額」されるというものがあります。
家を解体して更地にした際に、固定資産税が6倍になってしまう(反対に通常に戻るという表現が正しいのですが、、、)となれば、家をそのままにしておこうと考えてしまうのも人情かもしれません。仮に古家がある場合に土地の固定資産税を年額2万円程度支払っていたところを更地に戻した場合に、固定資産税が12万円になる、という計算です。
しかし2015年に空き家対策特別措置法が施行されております。その特措法に適用されると、固定資産税の減免が適用されなくなる可能性もありますので注意が必要です。
空き家は、それ自体が危険な場合もありますし、治安上も景観上もよろしくありません。
信頼のおける不動産屋さんに相談し、早めの対応をされることをおススメいたします。
ひと・すまい・くらし一級建築士事務
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