へたれ学生の走破録

一眼レフと歩む日本縦横無尽ドライヴの記録

初冬 廃線歩き

2019-12-10 17:02:00 | 日記
12月4日

前記事の夏からいきなり冬にぶっとんでしまうが、あまりにお出かけネタを溜めすぎ追っていくのが面倒になったため、つい先日近所を散歩してきたことを記していこうと思う

向かったのは旧福知山線の廃線跡である
30余年前に廃線となった後、事実上のハイキングコースとなっているが、あくまでも立ち入り・散策は自己責任でというJRのスタンス。まあ最近しばらくの閉鎖の後整備されたようだが。

まあただの平坦路を歩くだけだし、今年の紅葉納めをしておきたかったので、思い付きでだったが昼から出発。近場なのでわざわざ車を出すほどでもない

あ、あとヤ〇オクで安く買ったマクロレンズ“タムキュー”も試し撃ちしたかったしね。旧モデルだけど

まずは宝塚駅へ
ぼくは阪急・西宮北口駅から今津線で。大阪(尼崎・十三)側からはJR・阪急それぞれ宝塚線からアクセスされたい


こちらが阪急宝塚駅、阪急とJR駅を結ぶ歩道橋より
いかにも宝塚な景観であり駅構内には音楽まで流れてある仕様

が・・・


福知山線に乗り換え、一駅先の生瀬駅で降りると・・・

うむ、、

コンビニすらないのであった
地元スーパー、コープ“ミニ”ならあったが。


高架を潜り、武庫川沿いへ出るとそこは国道176号
あぁ、ここへ出るんだ

ひとまず川沿いを北へと進む


中国道が上を横切っている
いつもはこの上から、名塩や宝塚のお洒落な景観を目にしていたのだ


高速を抜けて脇道へ入るといよいよ散策コースへ
まだまだ紅葉の勢いは無くなってはいない


右下が宝塚で、生瀬から武田尾駅までの武庫川沿いを今日は歩く
未舗装の部分が4.7kmなので、写真を撮りながらでも2時間ほどで歩ききれるだろう
ちなみに散策コースはGoogleマップだと思いっきり拡大しないと細〜い道は表示されない

一瞬、タムキューを試しに装着してみる



90mmということで、フルサイズ換算で(キヤノンなので1.6倍)144mmとなかなかの望遠,開放F値は2.8
ボケには期待できそうだ。タムロンレンズを持つのは初めてだがボケ方もふわぁっと柔らかい
また、単焦点なので(?)画質も良し
ただ、ピントは“無限遠”となっていてもせいぜい数メートル先までしかフォーカスしないのはマクロレンズの仕様なのか。なんなのか。なのでこの写真の先のガードレールまではフォーカスが届かなかった・・・。


右手には一級河川である武庫川
そして紅葉の渓谷が連なる


橋区間は恐らく昔の線路の上に遊歩道の整備がなされているものの鉄骨の骨組み部分を見ると過去のものであることがわかる



ひとまず装着レンズはいつも通りSIGMAの標準24-105で。







廃線敷もうっすらと残っている


コースに差し掛かる前も見たが、ハイキングをされている方をちらほら見かける


しばらく歩いて行くとトンネルが前にたちはだかる

そう、このトンネルこそがこの廃線跡散歩のメインディッシュである

ちなみに照明すらひとつない、昼間も出入口付近以外は真っ暗闇の中を歩かなければならない
それを恐怖と捉えるか興奮と捉えるかは人によって違うだろうが、ビビリなぼくは当然めちゃくちゃ怖かった。複数人で来るならまだしも1人だし、天気悪いし。


トンネル内部は本当に真っ暗である
そのうえ線形がややカーブを描いているため入口から差す光すら無くなる
暗闇に目が慣れる、とかそれ以前の問題である
懐中電灯を忘れてしまったのでスマホのライトで代用するが、足元以外は全く照らせない状態だ


しばらく歩くと出口の光が遠くに見えてきたのでほっとする


どれだけ暗いところに居るかお分かりいただけるだろう


長さは数百メートルはあっただろうか、渓谷を走る鉄道が往来していたトンネルであっただけある
だがこれが3本も4本もこの先続いていくのだ


トンネルを振り返ってパシャリ



一本だけ紅葉している木があった
とまだ先は長いのにここでもう雨が降ってきて・・・


前を歩く外国人の方は傘を持参
なんで出かける時に限って天気悪いかな
事前に調べなかった自分も悪いが・・・


資材置き場のような場所があった
今自分が踏んで歩いているのと同じ木製のレールだろうか 


とか言ってるうちに2本目のトンネルに差しかかる


トンネル内部から三脚を立ててシルエットを撮ったりなんかしたり
是非被写体の方をお連れしてしっかりピントを合わせたいところなんですがなかなか映えてくれます・・・

2本目のトンネルが一番長かったな・・・


トンネルを抜けると依然右手には渓谷美が続いている


雨は強いままだが・・・


コケの壁


三本目のトンネルを抜けると・・・


(ぼくのシルエット)


すぐに鉄橋がある
武庫川第二橋梁というらしい
かつてはここを鉄道が往来していたのだ

また、橋の向こうにはすぐトンネルがある
川遊びをしている人も、前や後ろから歩いてきてすれ違う人も何組何人か見た
やはりかなり人気なコースなんだここ。
それほど有名ではないものの、阪神圏からのアクセスの良さのせいか。
雨も止んだし暗闇のトンネルに対する恐怖心もさすがに薄れた。


4本目のトンネルを抜けた。コースの終わりも近い
平地の紅葉ももうすぐ枯れて落葉だなぁ


これは・・・なんだろう


もう終盤だし、ここで通常レンズの出番は終わりにさせてもらう。タムキューに付け替え。


レンズの良さを伝えたいがため現像なしの撮ったまんまの写真を貼っていこう


さすがは単焦点レンズである


90mmということもあって、ライブビューにした瞬間面白い画が撮れることに気づく








極めてクリアでリアル。
画角を変えようと思ったら自分が動かなければいけないがそれはそれで、単焦点にはハマってしまいそう
まだ50mmの一番安いやつとこれしか持っていないが買い足すのも全然アリだ


ただやはり遠くまではピントが合わない模様




一応雨上がりなので、花に付着した水滴なんか撮りたいなあと思って辺りを見渡したがあまりいい被写体はおらず(笑)
三脚の伸縮が面倒くさっただけだが、やはり接写する際に手ブレには注意がいる。




ボケも良好



あなたには被写体になってもらいます


ちなみに器具の方はこんな感じ、まだまだ寄れそうだ


うん、最高。


手持ちになったが、ここまでいけるか!!
もはやレンズフードが被写体に当たってしまいそうなくらい(笑)マクロレンズ楽しいな。


さて、先に進もう


終点の方は明るいがだいぶ西陽が傾いている




スマホ撮りだが最後のトンネル。なかなか趣があるなこりゃ



実は桜の名所なのね


さて、トンネルを抜けると武田尾温泉が見えてきます




汗を流したいと思えるほど歩行距離がなかったのでスルーしますが。


500メートルほど車道を歩くと武田尾駅です!
へぇ、高槻まで行くんだねぇ


そして謎のクソデカホーム
ここからは電車で巻き戻ります


武田尾駅周辺は何も無いうえ行き止まりだ。
車でのアクセスは北からの一本道or廃線跡ハイキングでのみ。川沿いに歩いてきたが、現行の福知山線は名塩の方まで長いトンネル一本で繋がっている。
すぐ北に新名神の宝塚北サービスエリアがあるんだな、自分はけっこうすごいところに居たということを後で知った。


再び西北に戻りラーメンを食って本日のおでかけは終了

重たい三脚を担いだまま移動するのは大変だし不便だな。






















大曲花火・夏の終わりに東北までロングドライブ (5)

2019-12-06 01:07:07 | ドライブ
9月2日

東の方へ遠征すると毎回会いにいく人がいるのでこの日は1日を首都圏で過ごしていた

とは言うものの昨夜の疲れのまま眠りにつけばまだ外が明るくなる前に目が覚め、慌てて宮古から首都圏までサンダーバードしたものだ

・・・距離にして550kmとか・・・大阪東京間より長いのによく一気に走ったなとその日を振り返っては思う
三陸道から仙台東部道路、そして常磐道を初走行にして全線走ってしまったのには達成感はあったが。。


9月3日
日付が変わり、全国最安の埼玉県内でガソリン補給。関西から東北というだけあって既に2800kmもの走行。これから帰るよ


深夜にライセンス灯が片方切れてたことが見つかり姫路ナンバーだってことも災いして(?)パトカーに停められ車の中や荷物を隅から隅まで物色される。。怪しいものじゃ御座いません


松姫峠のトンネル
今回は奥多摩経由で帰ります


山梨県、R20・新笹子トンネルを抜けたとこの道の駅でひとまず仮眠


翌朝
当然だが渋滞する甲府市内


朝山岡家をキメる
もちろん客は俺一人や


南アルプス
鳳凰三山。知らんけど


長野に入り杖突峠の展望台から諏訪湖を眺める


既に家が近しく感じてくる頃合だが(大袈裟)ぼちぼち帰ればよろしい。


R152を南下してるといつも立ってるおさわりまん。(人形)
毎度のことだけどほんとうにビビって減速しちゃう。


伊那を経てR361から中山道を目指すが気持ち良い


前々から来たかった寝覚の床
・・・の裏口駐車場だ
正式入場だと寺の拝観料+駐車料のダブルコンボを食らってしまう





この景色に出会うために帰路はこちらのルートを選んだ。


ちょっと引き返して寄り道しに山道へ


まずは唐沢の滝

ちょっとカメラ出すのがめんどくさかった


地蔵峠の展望台
曇ってなければ最高だろうがこの日は御嶽や乗鞍は見えず(笑


開田高原へ


トウモロコシソフトが絶品


そのままR361で岐阜県へ


まあ走りやすいこと。
高山市街はパスしR41を南下しよう


色々ルートを迷ったが下呂温泉からR256沿いで西へ逝きましょう


そしたらこの雨ですよ、ひどい
てか、ここの高規格道路の早期実現を願う


郡上を抜け、長良川までおりてきた
本当は伊吹山まで行きたかったがもう遅い、岐阜の広さを改めて知りました、泣


夜は池田温泉へ
旧館も新館もあるうえ道の駅付きで便利よな

で、湯上がりは池田山からの夜景を見ながら涼むってわけ


東海随一の夜景に感動。名古屋方面を見渡せる




正直数多くの夜景を見てきたぼくもここには度肝を抜かれた


仮眠しながら帰りました
さざなみ街道ドライブからの近江大橋


京都の閉店ギリギリ滑り込み一蘭


ふぅ・・・時間はかかったが地元に帰ってこれた。