開幕6連勝した広島を本拠地でサンタテ。
初戦はエース大野が粘投し、広島のエース大瀬良の終盤疲れが見えたところを大島・岡林でチャンスメークし鵜飼と阿部が返して逆転勝利。
2戦目は首脳陣の継投ミスを延長12回裏に溝脇・大島・岡林の3人が取り返してくれたお陰で昨年やられっぱなしだったクローザー栗林からサヨナラ勝ち。
3戦目はビシエド2塁打、阿部タイムリーの連打で取った虎の子1点を柳が守って12球団完封勝利一番乗り。
逆転・サヨナラ・完封で全て1点差勝利と薄氷を踏む思いの3連勝。
結果として勝ったからいいけどさ。
所詮はまだしも、2戦目3戦目は不満。
相変わらず1点の重みがわかってないような選手ぶん投げ采配だこと。
まず2戦目。
同点の9回裏、先頭ビシエドがあわやホームランのフェン直2塁打でさよならチャンス到来の場面。
4回に同点犠飛の阿部とはいえこの日はノーヒットなんだから送りバントで3進させるのがセオリーだろ。なのに強攻。
無死2塁から得点するには後続の3人のうち誰かがヒットを打たなきゃならないが1死3塁なら得点パターンはぐっと広がる。
まずヒット打たなくても得点出来るかもしれない。
犠牲フライでもスクイズでもボテボテ内野ゴロでもエラーでも。
それどころかバットに当たらなくてもワイルドピッチやパスボールで得点出来るかもしれない。
守るほうには相当のプレッシャーがかかるしバッテリーも暴投を恐れて制球が甘くなったり大きく曲がったり落ちたりする変化球を使いづらくなったりするかもしれない。
ストレート系の球が増えたり真ん中より高めの球が来るようになれば狙いが絞りやすくなって犠牲フライの可能性も上がる。
前進守備体系になればヒットゾーンも広がってくる。
そうやって相手チームに余計な事を考えさせておけばミスを誘うことにもなる。
10回裏もそう。
先頭石垣がヒットで出塁、溝脇送って大島申告敬遠で1死1,2塁で迎えた岡林。
岡林と鵜飼の2人で1本出ればって考えだろうがあの場面では岡林に送らせて2死2,3塁で鵜飼に託すべきだったと思う。
鵜飼はその前までの4打席全て三振で落ちる球に大振りする場面が目立っていた。だからこそ3塁にサヨナラのランナーを置いておけば広島バッテリーに落ちる球を使うのに勇気が必要なプレッシャーを与えることが出来たなら鵜飼に対する攻め手も変わってきただろう。
これは最終回のチャンスでも同様。
たまたま岡林の強襲がハマって内野安打になったけどアレも紙一重でほんのちょっと何かがズレてれば前進守備でホームクロスプレーになってもおかしくなかった。
同点になった最終回で負けはなくなったのだから岡林は初球スクイズするぞ!見たいなセフティバントのポーズぐらいはしても良かった。
大島の三塁打で同点に追いつかれ動揺してるバッテリーは余裕がなかったので、全く警戒してなかったから本当にスクイズしても良かった。
なによりシーズンが始まったばかりの新人監督なんだから、今後ああいう場面では積極的に動いてくるぞという印象を与えておけばそれだけで勝手に向こうがアレコレ考えてくれるようになるのに。
あとは12回表の継投。
あの場面で山本を信じて登板させたなら先頭四球でも山本続投にするべきだったんだ、次打者は左の小園とはいえどうせ送りバントなんだし、その次はマクブルームの代走で途中出場の曽根だったんだからどうせ松山当たりが代打だろうからそこで福にスイッチすれば長野当たりが代打の代打で出てきただろう。
結局3塁にランナーが進んだから低めの変化球投げられなくて犠牲フライ打たれて失点したんだよ。
次に3戦目。
柳様々でいいんだけどさ、やっぱり5回裏の攻撃なんだよな。
1死から京田の2塁打で迎えたチャンス、打席に柳。
いくら柳のバッティングが良いといえ、あの場面はバントだろって。
例え柳がバント失敗したとしてもタッチプレイだから3塁封殺の可能性は低く柳がアウトになって2死2塁になるだけだから柳に打たせて凡退するのとリスクはかわらんから3塁にランナーが進むメリットの可能性にかけるべきだった。
その優位性を何故ないがしろにするんだよ。
立浪、森野、ノリ、荒木。
オマエら落合野球経験者だろ、1点の大事さを散々たたき込まれてきたんじゃねぇのかよ。