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No2の役割

大学3年生のとき、所属していたクラブの幹部の一員になりました。

「文科系の体育会」と呼ばれていたクラブで、任に就いた当初はクラブの意義や幹部の役割などを徹底的に議論して答えを出すよう先代の幹部から求められました。

そんな中で今でも脳裏に焼き付いている言葉があります。「No2の役割は”Devil's Advocate"だ」というものです。

直訳すれば「悪魔の代弁者」。元来はカトリックの教会に雇われた「列聖調査審問検事」を指し、検事が聖徒の候補者を聖者としてふさわしいかどうか敢えて反論し調査・審問したことから、「わざと反対意見を言う」ことを指すようになったそうです。

例えばNo1がアイデアを出します。他の幹部を含めて喧々諤々(けんけんがくがく)な議論になれば問題はないでしょう。しかし、大して議論が深まらずにそのまま通ってしまったら、大事な視点が欠如していたり、思わぬ落とし穴があるかもしれません。

そんなときはNo2がわざと反対意見を言って、議論を深めていくのです。反対意見に反論ができなかったら、浅はかな意見、単なる思いつきだったのかもしれません。いずれにしても、そのときは採択すべきではないでしょう。

ですから、「社長のお考えはこうです」「社長のご意見を確かめたところ、〇〇でした」と伝書鳩のように伝えてくるNo2がいると、「職責を全うしてないな」と感じるのです。

以上、最近よく感じていることでした。


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