センチュリープラザ創立20周年記念 『桜花昇ぼるショー』 講談&ショー
9月5日当日^^ さっそく頂いた二枚の整理券ですもの、ちゃちゃっとお昼をすませてしまうと、近所の友人を誘ってパレスホテルに直行です。
講談師としての桜花さん(旭堂南桜)の講談を聞くのは初めてです。
気持ちを落ち着けたいと、友人とおしゃべりしながら待っていたのですが、その友人の話が頭に入ってこない・・^^;;; 一年ぐらいで本当に大丈夫^^?なのかしらというザワザワ感が先立ってしまい暗雲立ち込め不安感ばかりが膨らんできます・・・。
古典の本格的な講談は聞いたことがありませんが、女性講談師による講演を何度か婦人会関連の大会で耳にしたことがあります。
あの独特なテンポの節回しは嫌いじゃないこともあって、ポンポンポーンと軽快に弾む話術のあのカッコ良さには、ぐいぐいと引き込まれるものがあり憧れていました。こんな風にコロコロと次から次へと面白く語ることができたら、どんなに楽しいかしら~と^^羨ましがっていたものを、今^^桜花さんがやり始めてくれたのです。
さあ^^越前で初めてお披露目される旭堂南桜の登場です。
講談の釈台をポン!と打ちならし、演目『真柄のお秀』を緊張した面持ちで話し始めます。
一方、私の方なんですが、さっきまであんなに重かった不安はどこ吹く風のごとく^^; 講談が始まったとたん、スッカラカ~ンと脳裏から消え去っておりまして、ただただ^^にこやかに桜花さんの笑顔に耳をかたむけるばかりだったのです。優しくながれてくる効果音が功を奏したのか、穏やかな気持ちになっていくのが不思議でした。
いつもの舞台で演じる桜花さんの瞳と違い、柔らかな波長で届く視線に癒されていきます。今はその瞳に何も答えることはありません。ご自身のそのままを信じて進めばいいのではないかなと思います。
釈台を打つ音が、だんだんと軽快になってきたのを思うと、気持ち的にも高揚してきたのでしょうか、はしゃぐような^^口調を久しぶりに楽しませていただきました。そして、随分と滑舌が良くなっているように思えたのは、やはり講談をやりはじめた賜物と言えるかもしれませんね^^。
今回の演目『真柄のお秀』は、やる事なす事すべて豪快ながら、実は優しい心根を持った女性の人情話だったのですが、このお秀さんのお話を聞きながら時折、主人のお母さんの事を思い出していました。 実は、主人のお母さんの名前も^^おヒデさんなのです。
でも^^; そう言われてみれば^^! 娘の嫁ぎ先のお婆様こそ正真正銘のお秀さんでした^^;
これではまるで作り話だと思われてしまうかもしれませんけど、秀子さんっておっしゃいますぅ~(笑)。 ステキな御縁をいただいたのです~♪
お二人とも人あたりが柔らかい小柄で可愛らしい方なので、真柄のお秀さんとはまったく違いますが、心根はやっぱ一緒でとても優しい御両人さんです。残念ながら、主人の母はもう亡くなってしまいましたが、娘のところのお婆様はお元気で畑仕事に毎日精出しているとのことです。
越前に住む男子のみなさま!
「お秀さん」という名の方を嫁さん^^にすると、きっと幸せになれるかもしれませんね^^v
さて、このお話のお秀さんは、戦国時代、姉川の合戦(浅井・朝倉軍×織田・徳川軍)で活躍した真柄十郎左衛門直隆という武将の母君なのだそうです。桜花さんは、この十郎左衛門の墓がある興徳寺にお参りに行かれてから、今回の講談に臨まれたと聞きました。
じゃ^^? この興徳寺ってどこにあるのかしらと検索してみると、なんと、東運動公園の近くじゃないですか^^ この辺って、すぐすぐ近くに白山神社があるんですよ~☆
この思いがけないめぐり合わせが重なった瞬間、ああ^^本当に神様は居られるのだと、とっても嬉しくなってしまいました。今度、真柄十郎左衛門の墓にお参りしてこんなあかんねっ。
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