今年の豪雪って、やっぱ凄かったんやね~^^; 改めて雪解けが進んだまわりの景色を眺めながら思いました。車で走りながら山肌の杉の木立に目をやると、あちらこちらで無残に折れてしまった切先が杉林から鋭く頭をもたげて訴えかけている姿をよく見かけます。
それは、春を満喫させてくれる並木の桜達にも言えることで、例年にない痛みをさらしていて、こんなにも簡単に折れてしまうのかと思えるような太い枝さえも、バキッと幾重にも雪の重みに耐え兼ねて垂れ下がっているのです。
でもその枝先には、懸命に小さな蕾が希望を膨らませながら我が世の春を迎える支度を整えているのです。きっと、そのままの状態でも今年は花を咲かせることができるのでしょうが、巡り来るはずであった次の年はもう叶わないのが哀しいです・・・。
まだまだ雪深かった頃、それこそ枯れ枝のようにもみえた大きな枝が、雪に埋もれながら幹に寄り添いバッサリと倒れ込んでるんですね。仕事の行き帰りに眺めては気にしながらその横を通っていたのですが、ある日、意を決して雪の中に飛び込み目ぼしい枝を数本折ってくると持ち帰ってみたのでした。
そしたら、我が家のぬくぬくな茶の間にて、嘘のように蕾は膨らんできたかと思う間に次々と花を咲かせてくれて、今では満開の花びらを早くも散らし始めかけています。そうやって毎日そばで眺めているうち、桜の蕾が膨らむ毎に何かしら小さな望みが一つ一つ叶っているような気分になってきて、咲きそろっていく様をみるのがとても楽しくてならなかったのです。
桜彦公演以来、毎年のように春先に桜の枝を拾ってきては、我が家で咲かせてみるものの、こんなに慌てて咲かせたことはなかったもので、咲いてしまうと寂しくなってまた探しに行ったのでした。
先日、買い物帰りに大好きな堤防の桜並木の桜の様子を覗いに行ったところ、やはりこちらも痛みが激しかったのか、すべての木の枝打ちが一斉に行われておりました。枝打ち剪定された枝が各幹の根下に山積みにしてある光景を目にしてきたのです。
よく見れば、えっ^^?この分ではもうじき咲くんじゃないかと思えるような可愛い蕾ばかりの枝の山です。ちょっとこれはボキッと力任せに折ってまうには忍び難く、花切り鋏を用意して日を改めまた訪れてみることに、片づけられちゃったらどうしようかと思ったのですが、いくつもの山はまだそこに残され息づいて待っていてくれたのです。
ほんなんすると^^みんなを持ち帰りたいのは山々でも残念ながらそうもいかないのですが、切ってくうちに気がつけば二抱えもの桜の枝を車に積み込んで我が家に連れて帰って来ちゃったのでした。
はて^^?どこで咲かすぅ~みたいな^^;;;。さっそく、小屋からかめを引っ張り出してくると一束ドサッと玄関に投げ入れてあります(笑)。なにもそんなに慌てて咲くこともないのです。寒いかもしらんけど、そこでボツボツ咲いてみんなを楽しませてくれたらそれでいいんです。
ほやけど、あんまし^^いっぱいあるもんだからと、残りは我が身の部屋に飾ろうと梅干を漬けるかめに入れて連れ込んできてしまいました^^;;; 贅沢なことにこの桜、七色に彩る桜の写真を背景にしながらドカンと机の上を占領しまくっています。パソコンに桜の枝が垂れ下がってくるもんで、桜の木の下に居るような感じがしてなんともご機嫌です^^、顔を上げればいい雰囲気にて桜が重なって八重桜を眺めているようなお得感があります^^v
もうじき^^春。 4月になったら、どっちの桜も綺麗な姿で微笑んでくれるんでしょうね^^、今はそれが一番の楽しみかなぁ~~(笑)。 春よ来い来い 早く来い。。。
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