『 紅に燃ゆる 〜真田幸村物語(たけふ菊人形スペシャルバージョン)〜 』 / たけふ菊人形 10/2~11/8
今日の空もようは、穏やかな雲が流れていくすこぶる秋晴れのお天気なのに、地上では忙しない北風が吹きまくっており肌寒い一日となりました。きっと、たけふ菊人形の会場でも強い風が吹き荒れているのではないかと思われますね。髪を押さえながら小走りに劇場に駆け込むお客様の姿が見えるようです。
それでも窓辺にいると、温かい日差しが部屋の中に差し込んできます。今日と違って、昨日はそんな穏やかであったかい一日だったんですよ。タイミングよく観劇ができた母はラッキーでした。
朝一から菊人形へ行こうと段取りをして機嫌良く起きてきた母でしたが、あいにく私は午後からの予定だったため、母を送っていくと頃あいを見てまた向かえに行くことにした。
初日こっきりの母にとっては、芝居のあらすじがチンプンカンプン^^;;;だったようで、行きしなの車の中にて、これこれ^^こうゆうわけで~っと、たけふ幸村物語をザァーッと説明する。でも、自分自身もまだまだうろ覚えなとこもあって、母を納得させるにはもっとよーく観てこんなアカンわと思った次第です。
お昼に向かえにくと、上機嫌で帰ってきた母は、
「きょうは明るかったで、みんなの顔も見えたし、ちょっとは話もわかった。」 ようです^^;
どうやら、今回は初日よりいくぶんか前の方に座れたようで、劇団員さんの綺麗なお顔が眺められたみたいです。 そうやね~今年は舞台の照明が暗めだから、ご高齢の方にはどんなふうに見えているんだろうか???楽しんでもらっているんだろうか^^?とも思う・・・。
私だって、劇団員さんの綺麗なお顔をもっとハッキリ眺めたいですけど^^;;; 舞い上がって盲目になってしまうのが嫌ですから、自分の中で納得してからじっくりと綺麗なお顔を眺めに行きたいのですね^^;;; (一か月もある自由席という武生だから言える贅沢でもあるのですが・・(笑))
ということで、夕飯の下ごしらえを済ませると今度は一人で会場へ向かった。
観劇3回目、今年は初日立ち見をしてなかったこともあって、下手位置にて立ち見をする。
客席には、まだまだ空席が目立ってはいたがほぼ会場全体にお客様あり。介護施設の方の車椅子が後ろに多く並べられてあり、本日午後は多くの方が観劇に来られている様子。
初見から^^; どうしても"動"の殺陣シーンに気持ちが取られてしまったため、今回は"静"の場面に気持ちを傾けあえてそう眺めてみると、不思議な事にあんなにも心配していた殺陣への不安感を抱くことなく物語は進行していく。
今回3回目にして、目からウロコというべきか、やっと何かもが腑に落ちました。
桜花幸村を何年も観続けてきて何を今更かと思うかもしれませんが、父昌幸の真意とか、兄信之の気持ちを、自分の中では分かっているつもりで曖昧に捉えていたようで、消化されているどころか飲みこめてさえいなかったことが判明致しました。
もう本当にお恥ずかしながら^^;;; あれこれ、いろいろ見聞きしてきた割には、幸村の存在しか脳は受け付ける余裕がなかったというべきか^^; 視野にさえ入っていなかったもようですね。正に恋は盲目です(笑)。
観劇後ロビーにて、お連れの方に「私、久しぶりに感動してしまったわ」という女性の話が、背中越しに聞こえてきてとっても嬉しかったのはもちろんですが、ちょっと羨ましくも思えてきたのですね^^;;;
よしっ^^、、、私だって感動しに行くぞぉ===333 次回は、どこに座ろうかしら(笑)。
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