令和元年 7月17日(水)参拝
・伊香立 八所神社(滋賀県大津市伊香立下在地町1316) 御祭神 / 菊理比売命
・北船路 八所神社(滋賀県大津市八屋戸1074) 御祭神 / 白山菊理姫命
・南船路 八所神社(滋賀県大津市南船路321)
たまたま買った大福餅が次に引き合わせてくれたものとは・・・^^?
『菓匠 将満 』(滋賀県大津市南舟路 183-1)を調べてみたら、お店の近くに双子の八所神社を見つけた。集落は違えども隣同士べったり並んで鎮座しているのよね。
これはなんかあるんではと^^;;; 調べてみたら~
なんと^^!!! 白山神社の 菊理姫命 に遭遇したという訳なのです^^!
もしかしら、他んところにもないかしらとしらみつぶしに探してみたら、伊香立の里にもう一社ありました。おっ^^ここはスゴイ。
棚から大福餅^^;やないけど、これは呼ばれたんかもと京都南座観劇を利用して参拝計画をさっそく練ることにしたのでした。
ここは、バス移動の時間配分を考えて、伊香立にある八所神社から参拝に巡ることにします。
◆ 八所神社(滋賀県大津市伊香立下在地町1316)
早朝始発のJRに飛び乗り、湖西線に揺られ「堅田駅」で下車。そこからバスで15分、下在地の在所に到着。
八所神社はバスの停留所に隣接して鎮座している。
道路に隣接した鳥居をくぐると御手水の裏に古木の切り株(もと御神木?)が祀ってある。
拝殿
稲荷社(本殿左)
本殿
御祭神
大宮(右) 大己貴神(オオナムチノカミ)
二之宮(左) 菊理比売命(ククリヒメノミコト)・菅原道真公
由緒
この八所神社の創建は天智(てんじ)天皇6年(667年)の大津京遷都に伴って天皇に随行してきた平群飛鳥真人(へぐりのあすかのまひと)が、領地として賜った伊香立下在地に社殿を建てたのが始まり。その後、真人の子孫が七柱の神さまを合祀して八柱の神々を祀るようになったのが、八所神社の名前の言われのようです。
大宮(右)
八坂神社(大宮右横)
二の宮(左)
境内社 / 多賀・白髭神社(二の宮左横)
(左側)磐滝神社・貴船 / 八幡神社
(中央)松尾神社・平尾・日吉 / 愛宕神社・道陸社
(右側)神明神社・大神宮
ユニークな表情をみせる狛犬
さて、程なくして神社参拝を終えた。しかし、まわりは山に囲まれた田舎の田園風景が続いているだけでなんもない集落です。時間を確かめればまだ朝の9時前、次くるバスを待つにしてもまだ1時間半もあります。
どこか時間を潰す場所がないものかと辺りを散策。そういえば、この近くに「香の里史料館」があったはずだと思い出す。そこだったら神社についてのお話も聞くこともできるかもしれないし~^^
と歩いていくと、史料館らしき玄関前で汗を流しながらお掃除されている60代ぐらいの女性と出逢った。
そうだよね、こんな朝早くからまだ開館してないですよね^^;
「昨夜の虫が窓辺に凄くてとってもまだ入館していただくには申し訳なく、暫らく隣のお寺「新知恩院」さんのお庭でもご覧になってお待ちください。」っということなので、
そっと、お寺の山門をくぐって境内におじゃまさせて頂いた。
境内のお庭の木の根元には小さな仏様がいっぱい。
まるで遊び疲れた可愛い子ども達が木陰で涼んでいるかのようです^^;
こっちは、お母さんに寄り添い甘えたかった幼児や水子の霊を慰めているのでしょうか・・
すると隣の竹藪の方から、しきりと牛が鳴くような声がしてきます。その声に誘われてお寺の外に出てみると、ちょーど山門の前には大きな沼がありました。どうやら、声の主はそこから聞こえてくるような感じがします。ウシガエル?でも生息しているのでしょうか。
そこから、お寺の周りを歩いてみると、嘘みたいなんにゃけど、なんと! 旅館 ”菊屋” があった^^!
なんでこんなとこにあるの^^?(もぉ~そこから、9歳のボクなんかが顔のぞかせてきたら、オバちゃん^^;きっと腰抜かしてしまうやんか~♪)
なんとも、夢か現実なのか不思議な妄想に陥っていたところへ、先ほどの史料館の女性がお待ちどうさまでしたと、わざわざ私を探していたようで呼びに来てくださった。ありがたやー^^;;
「香の里史料館」の館内には、伊香立の昔ながらの民家の暮らしが再現してあって、ドキッとするような本物そっくりの人形にも遭遇できます。古き思い出が香り立つような空間がそこここにあってとっても懐かしくなってしまいました。
彼女はひとりで館内の管理を任されているようで、神社に関して詳しく聞くことはできなかったのですが、いろいろ資料などを広げながら伊香立の里の話を交えたおしゃべりが弾んでとても楽しい時間を過ごすことができました。
扇風機独り占めしちゃったし、コーヒーまでご馳走になって^^至れり尽くせり~、アホなオバちゃんの妄想噺にも笑いながら付き合っていただき、のんびりと過ごせた贅沢な1時間はあっという間でした。
これも菊理姫さまのお陰かもしらんね^^
おやっ? もしや、、菊屋旅館の菊ってのは、菊理姫さまの 菊なんかも^^?
さ~て、次なる八所神社へ向かうことにします。
「堅田駅」から「蓬莱駅」へ、今きたJR湖西線をまた戻っていきます。
◆ 八所神社(滋賀県大津市八屋戸1074(北船路))
「蓬莱駅」から歩いて3分。駅からすぐそこに神社の境内がみえます。
織田信長が比叡山を焼き討ちした折り、日吉神社の禰宜 祝部行丸(ねぎ・はふりべゆきまる)が類焼を避け、伊香立の八所神社からここ北船路へと日吉七社の御神体を遷し 日吉神社再興までこの地で奉祀したと伝える。
鳥居 拝殿
本殿
境内社 / 神明社 日吉神社 得元社
祝部行丸の墓
本殿右側手前にある木の根元にある塚がそうなのか?
その奥にある境内社の得元社に祝部行丸が祀られているようです。
◆ 八所神社 (大津市南船路321)
JR湖西線下から高島大津線の道路を挟んで、ふたつの八所神社を眺めてみたところです。
右手奥にみえる八屋戸(北船路)八所神社のすぐお隣が南船路の八所神社。そのまま真っすぐ奥へ進むと神社の鳥居がある。
拝殿
本殿
伝良弁納経の石塔
境内の片隅に石塔の塚がひっそり祀られてある。
この神社の創建者と伝わる良弁が書いた経文が納められていると伝わっているようです。
さてと、本日の神社めぐりはこれにて終了です^^v
っということで、せっかくなので今回の仲を取り持って下さった『菓匠 将満 』へ、これからお土産を買いに出向くことにします。
神社からすぐ近く、目と鼻の先ぐらいのところにお店はあります。蓬莱駅から歩いても15分ぐらいかな^^v
お話によれば、ここは製造専門の工場のようです。販売は専門業者に委託して全国展開をしているとのことでした。しかし、訪れてくださる方が多いので店先でショーケースに並べて販売もしているそうです。
これが、なんとも見事であまりに種類が豊富過ぎて選ぶことができず、ここからこの段のここまで全部一個づつと^^;太っ腹な大人買いしてしまいましたわ~♪(笑)
お昼は、おにぎりと大福もちでお腹を満たし13時の電車でいよいよ本命京都。4年ぶりの南座へ、 Let's ら^^goー☆
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