今日は、年に一度の ”ほんこさま”(報恩講)です。お寺の住職さんが檀家を一軒づつまわりながらお勤めをあげてくださいます。
本来ならば報恩講は、浄土真宗の祖師・親鸞聖人のご命日である11月28日の前後に行われるそうですね。報恩講の名の通り、親鸞聖人のご恩に報いる集まりなのであって親鸞聖人の遺徳を偲んで営む仏事です。(なぁ~んて知ったかぶりしていますが、今回いろいろ検索してみるまで全くなんも知らん存ぜぬ子でして、この年にして初めて知りました^^;;;)。
月に一度、お道場で檀家が寄り合ってお勤めをあげる”おこさま”というものがあるのですが、お寺さんが来てくださる月は ”ほんこさま”って呼ぶのかしらとづっと思ってました(汗)。そういえば、私がまだ若かりし頃には、この ”ほんこさま”は確か冬の時期にやっていたような気もしないでもないですね。なかなかたくさんの檀家を一時期に廻りきるのは大変ですから、陽気がいいこの時期に変わってきたのかもしれませんねぇ…^^; まあ、そんなことは大して気にすることでもないんでしょうけど。
「キミョー ムリョー ジュニョーラーイー」と、浄土真宗の門徒にとって馴染みの深いお経『正信偈(しょうしんげ)』が唱えあげられます。
そーなんですよ^^v このお経の中に、あの白蓮華のはなしに通じる有難い言葉があったのでした。
れんげ草は中国原産ですが、日本にはかなり古くから渡来しているそうです。どうも、中華料理で使うレンゲの形がハスの花びらに似ていることから名づけられたのだそうですが、インドにおいては純白のハスは花の中でもっとも高貴な花と尊重されているそうな…(あれっ?以前どこかでも聞いたことがありますねぇ~^^)。
普段、なにも思わず見過ごしていた田んぼん中のれんげ草ですが、そこに大輪に咲き誇る蓮の花の面影を対比させながら思い描いてみてみると、れんげ草自身が語りたかった思いがあやふやながら聞こえてくるような気がします。
広大に大地を染め上げるれんげ畑、昔と違ってもうそんなに目にすることも出来なくなりましたが、その桃紫色の花影にまぎれて咲く白蓮華草って、ほんとうにあるんですね~^^私もいつか探し出してみてみたいです。
さて、世間話が好きなお寺さんなんなものですから話し出すともう止まらない(笑)。まったくの畑違いのところから寺へ御養子さんとして迎え入れられた方なんですね^^、先のご住職さまは、数年前にお孫さんの顔を見るなり突然亡くなってしまったものですから、何かといろいろ大変そうです^^;;; 。
順番を待つお家から痺れをきらした電話がかかってきました。お茶を一口すすると、お説教する間もなく汗をかきかき次へ走っていかれる先行きが頼もしい若住職です。
経文へは興味がなかなか持てず、漢字の海を見てるだけで頭が病んでしまいます^^;まだ単に眺めているだけで唱えることすら出来ないのですが、奥深い愛が盛りだくさん注ぎ込まれているんだろなということが分かっただけでも収穫となして、本日の ”ほんこさま” 今年も無事に済みました。
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