NHK朝ドラ『なつぞら』 第23週「なつよ、天陽くんにさよならを」 第135回 9月4日(水)
第23週 「なつよ、天陽くんにさよならを」 9月2日(月)〜9月7日(土)
なつ(広瀬すず)は坂場(中川大志)から「大草原の小さな家」という本を手渡され、これを原作に一緒にテレビ漫画をつくろうと持ちかけられる。東洋動画を辞めるべきか、仲(井浦新)に恩義を感じるなつは思い悩む。その頃、十勝では天陽(吉沢亮)が体調を崩し、入院していた。ある時、病院を抜け出してきた天陽は、徹夜で一枚の絵を描き上げる。心配する靖枝(大原櫻子)に天陽は畑を見てくると言い残し、アトリエを出ていく。夏が過ぎ、優を連れてなつは久しぶりに十勝に帰省する。雪月に立ち寄ったなつは、雪之助(安田顕)から天陽が新しくデザインした店の包装紙を見せてもらう。
体調を崩し入院していた天陽くん。書きかけの馬の絵を仕上げるために病院を無断で抜け出してきます。家族には退院が決まったと偽って徹夜で絵を描き上げます。その後、畑をみてくるとひとり向かうとそのまま静かに畑の中で息を引き取ります。
天陽の妻靖枝は、天陽の意思を引き継いで思い出と共にこの地に留まる決心をする。天陽が倒れていた畑の中にうずくまり、土に宿る夫の温かさを肌で感じ取っていた。
ちょーどそこへ、泰樹もやってきて靖枝に優しい言葉をかけるのです。
泰樹「天陽に会いにきた。天陽はここにおる・・。そのことをあんたが忘れなければ、天陽はいつまでも生きていられるべ。わしの中にも天陽はおる。」
そして、なつは・・・ (天陽のアトリエ。自画像の天陽とひとり向きあい語り合う。)
天陽「アニメーターを辞めたいって悩んでるのか?」
なつ「うん・・・。」
天陽「絵を動かすのが君の仕事だって優ちゃんに言われたんだろ? それで、十分だよ。
今のなっちゃんを動かしてるのは優ちゃんだろ。
したら、なっちゃんは優ちゃんのために狩りをすればいいだけさ。」
なつ「狩りを・・。」
天陽「なっちゃんは、ここを旅立ったあの日からづっと俺との約束を守ってくれたべさ~」
天陽(回想場面)「なっちゃん、何処にいたって俺となっちゃんは、なにもない広いキャンバスの中で繋がっていられる。頑張れ! 頑張ってこい、なっちゃん。」
天陽「これからも頑張れ、なっちゃん。」(と、右手を差し出してくる天陽・・)
なつも、右手を差し出して天陽の手を握ろうとするのだが、もうそこには天陽のぬくもりは感じることはできなかった。でも確かに天陽は今もそこに居てなつを見守っていてくれる。
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泰樹じいちゃんは、どこまでカッコいいんだろうかと思わずにはいられない本日の一言。
そだね^^;;; こちらがいつまでも忘れなければ、いつもそばにいるのと一緒なんだよね^^v
今回の「なつぞら」は始まった頃から随所に(私にとっては)幸せなOSKの思い出が散りばめられてあるように感じられて、リアルに昔が蘇ってきて涙ぐんでばかりでした。今日も泣かされたなぁ~^^;;;(さり気なく、天陽くんのアトリエにあった桜の絵が本日のツボだったけど~(笑))
そうそう、遅まきながらやっと知ったのですが、この天陽くんには、神田日勝(かんだ にっしょう)といった実在した画家のモデルがいたようです。
北海道・十勝で農業を続けながら絵を描き続けた神田日勝は、1970年8月25日、腎盂炎による敗血症で32歳と8カ月の短い生涯を閉じています。ドラマの天陽くんは馬の絵を描き上げて生涯を終えましたが、彼の描いた馬の絵は未完のまま残されています。
没後50年となる来年2020年「神田日勝 大地への筆触」と題した回顧展が東京と北海道で開催が予定されているようです。是非、なつぞらのドラマの世界を肌で感じるうえでも生の絵画の世界にふれてみてはいかがでしょうか。
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