グランドレビュー2014『愛の翼〜Aras Del Amore〜』 / たけふ菊人形公演 10/3~11/9
まだ、普通の食事はままならない父だが、術後の縛られた拘束衣からやっとこさ解き放たれて自由の身となった。そればかりでなく、ベットから離れてふらつく頭を抱えながらも車椅子に座ってる姿を眺められた日の嬉しかったことったら、それと共に一本二本と体からチューブ管もなくなっていく。まだまだおぼつかない足取りながら、点滴の棒2本を支えにヨチヨチというかワニャワニャとオムツが下がるのを気にしながらでしたが^^;;; 看護婦さんに付き添われ廊下をそろそろ歩いていく後姿を見た時は、我が目を思わず疑ってしまうほど感慨深いものがありました。でも^^; もっともっとガンバと^^ こちらはつい欲張ってしまいがちですが、焦らずぼちぼちなんですよね。
思えば、ちょーどそんなふうに父が歩く練習を始めた頃やなかったんやないかと思いますが、私も杖をつきながら家の壁つたいにカニ歩きしながら踏ん張って頑張っていたのでした(笑)。 と、とにかく、トイレだけは自分の足で自力でいかんなアカンわ!とばかりに数日は油汗かいてましたぁ~、モレちゃうぅぅ~~んだもん^^;(爆)。
元気に進んでいく父の姿に安堵の気持ちをうけ、まだ今年は菊人形へ一度も出かけていなかった母を連れて、三連休明け翌日の一回公演を楽しんでくることにしました。毎年お誘いする母が通う病院の先生のお母様にも声をかけたところ、嬉しそうな声がかえってきて母も久しぶりに賑やかで楽しい日となったのではないかと思います。初見の二人の席を前にとると、私は少し引き気味の後ろの席に一人落ち着いた。
開演時間も近くなり見渡せば、三連休明けだというのに会場内はまるで満席と思わんばかりのお客様の入りようとなりちょっと驚いた。凄いな^^;;; 今日はなにかあったんだろうか・・・?(いやいや、これがOSKの真骨頂!?なんだよねみたいな^^;)
うんうん^^、三連休公演の疲れなんか何処吹く風みたいな^^;;;感じで、ほんと^^微塵も感じさせない熱意というかパワーがとても伝わってきたので嬉しくなってしまいました。そんな客席の中にあって、どうしても視界に入ってきちゃった男性がいて、公演中づっと直りつに真っすぐ座って舞台を見守っていたオンちゃん^^;なんですけどね、とても気になってみてたのですが、何度かお見かけする方のようなそうじゃないような?でも、きっとその方には毎年の公演に際しての思い入れ方に変化が現われてきているんだなぁ~と思われました。
家路に着いてからは、初見にも関わらず母も良かったよかったと機嫌良く絶賛でした。一番の収穫は、病院の奥様の反応でした。母の話によると、いつもは途中より耳栓をして音を軽減されてしまうようなのですが、今年はまるでそんなこと忘れてしまったかのように舞台に引き込まれていた様子だったようです。私達OSKファンは、どうしてもダンス中心の舞台に魅入ってしまいますが、今年のようにお芝居中心の舞台でもOSKを気に入って下さる方は大勢いるのかもしれませんね。もう80歳をとうに過ぎた奥様ですが、とても楽しませていただいたと喜んで下さいました。
目の前にある同じモノを目にしていながら、自分には見えなかった何かを見ている人って、いっぱい居るんでしょうね。何をそこに見ているのでしょうか? 気になりますね^^;;; 自分もいっしょになって見てみたいです。舞台は自分の心を映してくれる鏡のようなものだと私は思います。なんの感情にも囚われず素直な気持ちのまま舞台を観ていたいなといつも思うのですが、人間だもん~なかなかぁ~(汗)。 ・・・くもり止めとなるスプレー効果が時として、とても必要なんかもしれません!
再開された奈未さんのブログにこんなことが書いてありました。
どういう目で
どういう心で
どんなフィルターを通して
目の前の世界を見ているのか
それが 重要なのだ
今、外は大粒の雨もよう・・・。菊人形会場にいる皆様はきっと肌寒いと思われます。でも大劇場内だけは、そんなもん^^ みんなで吹き飛ばすが如く^^v 笑顔とパワーに満ちた熱気に優しく包まれている様子が見えませんか^^; 見えます^^ よね~ッ^^v
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