平成27年5月31日参拝
・老原 白山神社 ( 大阪府八尾市老原 5丁目 )
◆ 老原 白山神社
住宅街に囲まれるようにして白山神社は鎮座する。こうして目の前にしてみると立派な神社の佇まいがあるように思います。そんなに小さな神社でもないのですが、大阪では白山神社数が少ない知名性もあり、周辺に住んでいないと聞き覚えがないかもしれませんね。
こちら『八尾』には地名のいわれとしていくつかの説がありますが、旧大和川の洪水を防ぐ堤を作る際に数えきれないほど「八百」(たくさんの意)の杭を打ったことから転じて『八尾』になったといういわれもあるように、東大阪市や八尾といったこの地域は、昔から大和川の度重なる氾濫には大変苦労されたようですね。
江戸時代に行なわれた川の付け替え工事(2004年に300周年を迎えた。)により水害はなくなったようですが、今度は反対に水不足に悩まされることとなり、神社ではその対策として雨ごいの儀式等が盛んに行われていたという話です。この白山神社も一役かっていたのでしょうか。
これは後で知ったことなのですが、『八尾の史跡』によると、老原の白山神社の神殿前石段の横にある「宝篋院塔」は、基礎石の上に初重軸部を置き、その上に三層分のみが古く、室町時代前期を下らないものといわれるようで、焼けた跡は戦国時代の戦火にかかったものだそうです。
しかしながら、境内にも拝殿前にもそれらしきものは何も見当たらなかったので、神殿前石段の横というのは本殿前なのかもしれません。残念ながら本殿周囲は白い塀に堅く守られていたので、その「宝篋院塔」は確認することができませんでした。
八尾市指定保全樹木 いちょう 第29号 昭和61年2月25日指定
さあ、参拝を終えたら八尾駅を目指し速攻に自転車で戻ります。
~っと、一言でいうのは簡単ですが、なにぶんにも勢いだけでここまで走ってきましたゆえ、帰り道がちょっと不安でしたが、見覚えがあるよな無いよな路地をぐるぐるしながらも、なんとか自力で渋川神社まで戻ってくることが出来ました。ここまでくれば駅はもう近くなので安心なんで^^ ちょっといっぷくです(笑)。
この渋川神社の鳥居から南の方向に開運厄除安産祈願の「植松観音堂(八尾市植松町)」が見えるのですが、そのお堂の向こう側から自転車に乗ったあの救世主がやってきたことを考えると、その観音さまに手を合わせずにはいられなかったのでした。すると、その植松観音堂に張りだされていた言葉にはこんな教訓が綴られてありました。
一得一失 得たもの以上に
「 今までもっていた大切なもの 」 を
失わないように努力しなければならない。
帰宅後、『 一得一失 (いっとくいっしつ)』 の意味を調べてみると、一方で利益があると、他方で損失があること。 利益と損失がともにあるたとえ。 また、物事にはよい面と悪い面がともにあるたとえ。 「一失一得 (いっしついっとく )」ともいう。
そうですね^^; 「今までもっていた大切なもの」 しっかりと大事にしていきたいですね。
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