樒(しきみ)っという植物をご存じでしょうか?
なんか^^;漢字の雰囲気からするとブキミな「秘密の木?」みたいですよね(^笑^)
なんの、なんの^^お葬式で仏壇に飾ってある榊(さかき)みたいな枝を目にしたことありませんか? そう、あれが樒(しきみ)なのです。
樒(シキミ)と榊(サカキ)は何が違うの?意味や由来をお坊さんが解説!! (zensho-ji.or.jp)
これは、父が亡くなった時に我が家の仏壇に(葬儀屋さんが用意)供えてあったもの。
父が逝ってしまった2月時期は連日多くの方が亡くなっていたため、やむなく葬儀日程を4~5日間伸ばさざる負えない状況が続いていたのでした。
でも、父にとっては最期のひとときをゆっくり我が家で寛げる時間を手に入れることができてラッキーだったのかもしれません。同時に残された私達にも、寄り添っていてあげられなかった分いっしょに過ごせる日々が愛おしく感じられました。
そんな数日間をいっしょに仏壇から見守ってくれていたのがこの樒(しきみ)です。
ようよう長居してしまった我が家から去る通夜当日、仏間から父の姿が消えたからといってそのまま他してしまうには忍びなく、葬儀がおわってからもキッチンの窓辺でコップに揺れる樒を愛でながら父を偲んでいたのでした。
それがなんとまあ^^春になり小さな蕾を付けたかと思って眺めていたら、こんなに可憐な花が咲いたもので驚いてしまいました。
今まで樒(しきみ)が花をさかせるなんて思ってもいなく、どだい、仏壇に供える榊のような樒があることを知ったのはようよう還暦近くでしたから、今まで気にも留めなかった植物のひとつでした。
実は我が家の庭にも樒の木があります。もう3~5年前になるでしょうか苗木を見つけ欲しくなり庭に植えたのですが、今まで花をつけることは全くなかったもので葉っぱだけの常緑樹木だとばかり思っていました。
ふと、我が家の木も・・もしかして^^? と、庭を覗きに行ってみると、、、
おおーーーッ! 嘘みたいやないかぁーーーーーー!!!
朝日を受けて可愛い花が、フワフワと輝き咲いていました。それも、三輪も~~♬
初めて見せてくれたその微笑みに、なんで今まで黙ってたんやネン!とカメラでパチリ^^;
苗木を支えている鈴を付けた添え木棒は母が刺したものです。まるで、聖剣のごとく突き刺してありますが、小豆島の八十八か所を巡り歩いた時の思い出の杖が今は樒(しきみ)を支えてくれています。
そういえば、春から始まったNHKの朝ドラ「らんまん」でも、毎日さまざまな草花が懸命に命を燃やしながら生きいく様がドラマ化されていますね^^; それを見るたびに懐かしくOSKの雑草魂の精神を思い出しながら涙してしまいます。
人知れず咲く草花ですが、いつか大輪の花を咲かせることが出来ますようドラマの展開を見守りたいです。
さて、嬉しいことはその後にも続くもので^^、この樒の花開いた週末は身内の家族だけで集まって母の米寿を囲む祝膳が段取よく叶いました。孫やひ孫が集まって祝ってもらえた幸せなひと時を母の思い出に残すことが出来たならどんなに嬉しいかなと思います。
母ちゃん^^米寿おめでとう! 少しでも長生きしておくれのぉ~~☆
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