大人のリズムで魅了するジャズの真髄 『JAZZY ~DANCE AND THE BEAT~』
10月29日(日) 11:00~ / YES THEATER (なんばグランド花月ビル / 2017.10.25~29)
【作・演出・振付】 中野栄里子 / 【音楽】 浅野五郎
【出 演 者】 桐生麻耶・真麻里都・白藤麗華・華月奏・城月れい・麗羅リコ・栞さな・琴海沙
台風22号が接近しつつある雨の大阪へ、千秋楽日(11:00~)のステージを楽しんできました。
前日の夜「カンタレラ」のDVDを見直した後、ある下調べもあり睡眠不足のまま朝を向かえてしまった。外はやはり雨、先週の台風21号のことを考えると道中が心配です。こうなったら、台風より早く大阪へ到着すればいいことなのであって、予定より一本早めの列車に切替え朝早く家を後にした。
千秋楽日は「JAZZY」が先に2公演あって、そして「四季の宴」で幕。叶うならば、桐生さんの公演を2回観ておきたかったのですが、早々に千秋楽チケットは満員御礼になってしまったようです。こっきり観劇か・・・わかるかなぁ~私^^;(誰もネタばらしして下さらないんだもの~どんなんだかワカランJAZZゃないかぁ~ 失礼っ m(__)m )
ま^^とりあえずは先にプログラムを購入。しかし、じっくり目を通す気力乏しく、それよりもステージが始まる前に少しでも頭を休めようと目を閉じて待っていた(いや、暫し眠ってしまったようだ~)。
彼は、暗闇に稲妻を鳴り響かせて突如現れた。客席に轟くその声量が半端なかった^^; そして、会場内を暴れ響きまわる! ほんまに凄かった~♪ っても、まあそのおかげもあって頭ん中をシャッキリ目覚めさせることが出来ました(笑)。
さて何から、、正直^^;最初なかなか歌に入り込めなくて(だって、ダンスも見たいし~)後半頃から、これではイカンやないかと身を入れ直した。
第9景 New York State of Mind
ああ^^そうなのかと今回やっと歌の意味を知った。そういえば、以前に桜花さんのディナーショーでもこの歌を桐生さんが歌って下さって、当時は曲名すら知ることもなく雰囲気でその歌の世界に酔っていたことを思い出した。もし時を戻せるならば、あの瞬間の空気感にもう一度身をゆだねて歌の世界にゆったり包まれてみたい気がします。
第12景 My Favorite Things
改めて二人だけのダンスを眺めながら思った。真麻さんのダンスの上手さは定評があるが、白藤さんも娘役として実は凄いんだということを思い出させてもらった。(ごめんなさい^^;なかなか見比べる機会が少なかったもので~)こうやって二人の姿を見てみると根本的な踊り方(伸びやかなしなやかさ)がいっしょなんですね。同じだ!といっても、男役の技術と娘役の技術の見せ方は別々のものでやっぱ違うんですけど・・(きっと、づっとOSKを見てきた白藤さんなら上手く説明ができるのかもしれません~^^;)
今回、歌って踊れるメンバーの公演ですが、かっこいいダンスの場面も、女性は女性なりの踊り方があって娘役が男役のようになってはいけないのだと思います。むかしむかし^^あのおっとり系の櫻子さんも、ガンガン踊らせたらそれはもう凄かったの^^v でも、いつしか男役を立てるようなダンスで寄り添って下さるようになって~。先日、高世さんと一緒に観劇にいらしていた時もその佇まいがステキだった~☆
で、この場面は二人のステキなダンスがあって、真麻さんの声もこの歌のアレンジにあっていたし、なにより^^あなたの笑顔が見られたことが嬉しい^^v (里都ちゃん、パック? むりかなぁ・・)
第13景 あなたしか見えない
気が強い役どころがある城月さんですが、歌の雰囲気から漂うこんなしっとりした一面もあるのかしらと彼女の裏のもう一面がとても気になった。ありあまるほどの愛を込めて歌って下さった城月さん。でも、今回ある言葉のニュアンスがとてもひっかかり気になって仕方がなかった。
「わ・た・し」とハッキリ歌っているのは分かるのですが、どう聞いても「あ・た・し」の響きで聞こえてしまって(でもこれは人によって好みがありますね~関西人にしたらそれがいいのでしょうが・・)、「わ・た・し」と歌えたら、この歌はもっとお客様の心に届く歌になると私は思ったのです。
第18景「That's Life」
桐生さんの歌を聞いて、やっぱそうだったのかと思いながらしんみり聞いていた。
もう、登場姿からして言葉がでなくて・・あの時の桐生さんの雰囲気そのものなのだと分かると、急に涙が溢れてきた~
(でも、そのお衣装は似合わないよ、もっと桐生さんらしいのがいいです!(泣笑))
『 ~ このお話を頂いた時に ”JAZZY” 「わぁ~自分への挑戦だなぁ!!」と思いました。~ 』
演出をされた中野栄里子先生のプログラムのごあいさつ文に目を通しながら、先生もプレッシャーに押しつぶされそうになるんだと知った。そして何より、演出家としての人生をこの作品とともに歩んで下さっているんだと分かってとても感慨深いものがありました。ありがとうございます。
ステージに立つ劇団員さんは、どんな作品であっても先生を信じてやるしかないのですもの^^v
『人はあきらめるけど どんな嵐もいつかは晴れる それを信じて生きるのさ (That's Lifeより)』
そうですね^^
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