北海リサイクルセンターのお仕事

北海道にある産業廃棄物処分場の日々を中心に地域の情報や管理人の趣味を綴るブログ

感嘆詞ぞろい

2012-04-14 | 今日のお仕事
サエちゃんが事務所の中にいてくれるので、外の作業を見て回っていたユキです。

今日は1人で事務所番のため、昨日の発見をご紹介。





事務所の隣の作業場兼車庫では発電機の整備中でした。







発電機の扉が大きく開かれています。こういう中を覗くのも私は初めてです。
Iさんがシマ君にいろいろ教えながら整備を続けていました。









裏側に回りこむとシマ君が蒸留水をバッテリーに補充中。
穴の中を覗きこみながら慎重に足しています。

そっち側が終わったら、今度はまたまた反対側にも補充です。


途中Iさんがシマ君に「全部で8本持ってきたんだろう?」と尋ねます。
「いえ、10本です。全部で10本持ってきました」とシマ君からの返答。

こういう数の管理も大事だよね と、2人の会話を聞いていて思いました。

適当に持ってきて、適当に入れるだけではダメ。
きちんと数(数字)を意識する癖をつけないといけないのです。


そういえばIさんは先日もオイルを入れながら「シマ君、これ何回目だった?」と
自分はわかっているのにわざわざ尋ねていました。シマ君に意識させるためです。

シマ君「4回目だったと思います」
Iさん 「そうか?5回目じゃなかったか?」
シマ君「あっ、そうです。5回目です」
私  「Iさん、これってオイル何リットル入るの?」
Iさん 「22~23リットルだけど、1度エレメントに回るから後でまた足さないとならないんだ」
私  「じゃあ5回目の途中で一旦いっぱいになるんだね。それから足す・・と」

だから回数もきちんと覚えていなければいけないのですね。ふむふむ。









これからシマ君が蒸留水を補充する側。
発電機の扉が閉まらないように角スコップが差し込まれていました。
道具も使いようで何通りにも利用できますね!
昔はスコップを火にかけて、その上で煮たり焼いたりしたこともあったとか。










その下には工具類。

工具は通常、工具車に積んでいますが、今日は別の組がバックホーの足を広げているので
車はそちらに置いていましたから、必要なものだけを持ってきてあるのでしょう。

なんとなく「Iさんらしい工具箱の置き方だなぁ」と思ったのでパチリ。







「いまバッテリーも充電してる最中だから、ここ通るとき線に足引っ掛けるなよ」
Iさんが私に向かって言いました。

ハーイ!コードに気をつければいいんですね!


でもそのすぐ後に「こんなふうにしてるから駄目なんだよな・・・」とブツブツ。






すぐにコード類をみんなの邪魔にならない奥の方へまとめてずらしてくれました。

そうです!本当にそう!
足に引っ掛ける心配をするくらいなら、引っ掛けないようにしておけばいいのです。
こういうちょっとしたことで事故は防ぐことができます。

常に気を配ること








バックホーの足回りをやっていた人たちのところへ行くと、
Mさんがバケツの爪をつけていました。

もうつけ終わった瞬間の写真しかないのですが、爪1つつけるのも間近で見ていたのは初めて。
スクリューのようにねじられた土台に、当然ねじるようにはめ込みます。
留め金具をコンコンと打ちつけながら差し込んだら、おしまい。
カチャカチャ動いて遊びはありますが、それで大丈夫なんですって!

ねじ込んで留めているのですから、まあそう簡単にははずれないですよね。
今は動いていても、作業していくうちに土などが入って固定してくれるようです。
実際にこの他の爪はピクリとも動きませんでした。考えられてますね~










またまた作業場へ戻ってみると、今度はタブグラインダーのホッパーの横に付いているタイヤ(?)
のようなものを整備していました。

このタイヤだけがグリースを注し込めないので中を開けて詰まりを直したそうなのですが、
最後の段階になってボルトが入らなくなってしまい、タップで溝を切り直しているところ。


タップという名称はよく聞いていましたが、実はこれがそうだというモノを見るのも初めて。

Iさんがシマ君に「入って正面の棚の中に小さな引き出しが8段くらいあるケースがあって・・・」
とタップのある場所を教えたあと、指を左から右へ真横に数回動かしながら
「こうやって切るやつだぞ」と言いました。

私の頭の中ではどんな細長いものがくるのだろうと想像が広がっていたのですが、
シマ君が抱えて戻ってきたのは






右側の四角いケースに入っているのがタップ。
左側の台形のケースが逆タップ。

なんか想像してたものと違いましたが、溝をきる道具ですものね。
Iさんの指の動きに翻弄された私なのでした。
シマ君あれでわかったなんてスゴーイ!!






実に有意義なおもしろい1日でした。






白鳥の鳴き声が聞こえてくるので見上げると、いくつもの群れが頭の上を通りすぎていきます。

私も高く跳びますかー!  ユキ