某大手餃子チェ-ン店の先代社長暗殺という、衝撃的な事件から3年余り。幾つかの有力な証拠は上がったもののその後の進展に繋がらずとあっては、もはや「迷宮入り」になったと見なしてよいのかもしれない。
当初、この事件(ヤマ)は大陸絡みであるとの推測が強くなされていたようにおもう。先代が手掛けた大連出店の折、土地取得の件で地廻りとモメに揉めた経緯があった。先代を屠った25口径の自動式拳銃は日本での流通量が極めて少ないと聞く。仮に日本人のヒットマンならば使い慣れた30口径以上の拳銃を使うのが自然との指摘も。ただ、実行犯は海外からとしても現場までの手引きは日本の裏組織だろうというのが事情通の定説で、事実採取されたDNAから九州の暴力団組員が特定されている。ここまではある意味想定の範囲内とも言えよう(なんじゃそりゃ)。
事態をややこしくしているのは、先代とトラブった相手が他にも居ったちゅことなのねん。それが創業者一族というのも定説らしい。先代はク-デタ-を起こして創業者一族を追放したが、その後も何かと付き纏われて多額の金銭を強請られていたと。なんでもヤリ手の乗っ取り屋が載っかってきよったそうで、最終的に先代は縁を切って要求に応じない方針を決めたとされるのですが・・・。
まあ、これ以上書くのも色々とアレなんで、例え話で済ませます(苦笑)。時代劇でね、黒幕だとおもっていた悪人が実はもっと上を行く悪人に利用されていただけというおハナシ、よ-くありますよねぇ。つまり、真の黒幕が居ましたてえヤツ。先代殺しもそんな案配だとしたら、本丸にたどり着くのは至難の業でしょう。というか、まず無理だ。間に幾人も介していますから。そもそも手引きしたとされる組員とその所属組織は、本当の依頼主(黒幕の黒幕だな)どころか表の黒幕すら知らされていないと考えるのが妥当だろう。サツも事情聴取はしたかもしれんが、突こうが叩こうが何一つ得られるモノは無かったろうよ。
そのうち、誰もこの事件のことを忘れてしまうのだろう。先代の無念察するに余り有る。まったくもって、諸行無常じゃああ〰。