[ 50代夫婦の家リノベーション・なずなハウス ダイニングルーム。]
*窓際に作った作り付の机。ここは奥様のコーナーです。
前回からのつづきです。
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片付けできない・・・家(1)
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「私、片付けが下手で・・・」 と悩む人が片付けできない理由は
1)物が多すぎる
2)片付けるセンスがない
そして
3)片付けられない家だから
です。
「センスがない」というのは、、、
例えば「絵のセンスがない」というのと同じで、学んで練習すればある程度描けるようになりますが、でも「イラストレーター」になれる程にはならない・・・というのと同じ話です。
ですから、あまり「人より劣っている」というふうには思わないでください。
しょうがない。。
問題は 3)。
これまでの家は、「家はこうあればいい」という昔からの「家の雛型」みたな感じで、あくまで「作る側の理論」もしくは「男の理論」で作られてきました。
ですから、暮し良さ なんて真剣には考えられていません。
「収納なんて和室の押入があればいいだろ」
「食器棚でもタンスでも買って物をしまったらいい」
というような。。
「収納はとりあえずココとココにありますよ」
みたいな、『とりあえずあればいいもの』なんです。
収納とは、暮し方や人の行動に合ったものが必要です。
その収納が”適当に”作られているのですから、そこに物を入れても決して使い良くはなりません。
その部屋の機能・・・
リビング・ダイニング・キッチン・廊下・洗面・・・・
そこで行われる暮し、行動に必要な物が、その部屋もしくは近くに収納されていると、物は使いやすいです。
必要な物を収納しなければなりませんから、家具を買うしかありません。
でも、センスのない人にとっては、「どこに」「どんな」家具を置いたらいいの?という時点で、すでに困ってしまいます。
「試行錯誤」はするけれど、「形も大きさも違う家具」部屋に入ってきて、「これどうしたらいいの?」と悩み始めます。
家具も単に「物」となり、片付かない「物」のひとつになってしまうのです。
まとめると・・・
住む人の暮しに合わせて収納が作られていない家は、うまく片付かない という事です。
家具は、収納でもあるけれど、単に大きな『物』。です。
では一体どうしたらいいのでしょうか?
つづく