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下北沢駅 最後の空

Shimokita_01
OLYMPUS E-520 9-18

小田急線の線路地下化完了にともない、長年慣れ親しんだ駅舎が解体されていた。

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下北沢は学生の時からだから30年近く付き合いのある街だ。今も時々下北沢に行く。

いろいろな思い出がある。

学生の時にはよく飲みに行った。設計事務所に勤めていた頃には、小銭集めて後輩と飲みに行ったり・・・。

街は随分と変わったけれど、混沌とした街の中心は 駅だった。

線路によって分断されていたので、踏切を通らずに行き来するのは線路の上に掛る駅の通路が中心だった。いつも人であふれていた。


Shimokita_03

そんな下北沢の中心だった駅舎はすでに解体が進み、あっという間に廃墟のようになっていた。

駅のアナウンスの声、電車の音、踏切の音がなくなり、まるで魂が抜けてしまったように感じる。

線路の地下化は、都市においてはしかたない事ではある。

ただ、鉄道・駅 というのは、単に交通手段というだけでなく、街の活力や人々の記憶にはとても大きな力がある事を、改めて感じるのだった。

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下北沢駅舎 と すぐそばにあるバラックな昭和の店舗街 の最後の姿を記録した写真を こちらにUPしました。

⇒ 下北沢駅2013:最後の空
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